自由研究5■大江戸線企画2001.7の記録


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企 画 「大江戸線のデザインと利便性を考える」


日 時 2001.7.28(土)13:00〜18:00
コース 新宿西口−大江戸線を時計回りに回って六本木まで
参加者 梶川愛子 梶川義実 鎌原史英 岸田典子 桜井ひろみ
    山根純一 谷貝葉月 谷貝 等 脇野真澄 ◎千川 明(以上10名)


参加者の意見


新宿西口駅  ABBBBCCCC(2.33)
・地上に上がるまでがたいへん!ただし、駅の中の青いオブジェは良い
・大江戸線では平均的な深さ。東京地下(総武)駅を利用していると、それほど苦にならない。
・改札外にベンチがあるのは気がきいている。もっと丸の内線やJRの「新宿駅」との接続をアピールしたほうが良い。
・ブルーのパネル、とってもきれい!
・広い開放的な感じ。
・想出横丁の再開発に貢献?


飯田橋駅   AABBBCCCC(2.56)
・以前、乗り換えに失敗だったと思ったことがありましたが、今回、よく確認できました。ホームのデザインがすっきりしつつも洒落た感じがいい。
・飯田橋のどこにでるのか見当がつかない。
・ポスターなどの写真で目にするグリーンの照明デザインよりも、ホームと連絡通路の空間がよい。ホームの天井や連絡通路のスリット状の蛍光灯照明は、地下でないかのように感じられて、利用して初めてわかる「モノより空間」ということを実感します。
・とにかく他線から遠い。構内は明るさと丸天井やゴミ箱等の角のとれたデザインが印象的だった
・駅ホームの天井のデザインが非常にいい。また、階段に向かう通路の壁に縦にはめ込んだ照明は自然光のように見える、うまい。
・天井が高くてステキ。
・飯田橋は地下鉄の十字路になった。ただし相互の乗換の悪さが問題。
・デザインに凝りすぎて漏水の補修が目立ちそう。

春日駅    BBBBCCCCC(1.89)
・この駅への接続にはビックリでした。
・乗り換えの裏技は面白い。飯田橋もそうだが、早く都営と営団の経営を一元化して欲しい。
・街の個性を出そうとしている。
・文京区シビックセンターへのアクセスは評価できる
・赤い天井と白い丸タイルの壁のコントラストがきれい。改札の外の仮説っぽい白い壁もトンネルのようなドームになっていて面白みがある。
・駅名が違うのにこんなに近い駅は営団と都営の違いから生じているのか。早く一元化すべきである。
・初めて見た時、あの壁は仮設かと思った。

本郷三丁目駅 BBBCCCCCC(1.67)
・正しい乗り換え案内をすべき。
・丸の内線との乗り換えに外を歩かなければいけないのはいただけない。
・街の個性を出そうとしている。
・丸の内線乗換・・・と言っておきながら改札を出て地上に出るのでは、雨天時傘が必要だし、不便
・春日もそうだが、白の小さなタイル張りは、時間が経つと目地の汚れが目立って汚らしく見える。

両国駅    AAABBBBBBC(3.4)
・おすもうさんのオブジェなどあり、工夫されています。
・駅デザインは工夫されており、江戸東京博物館の出口はよい。しかしJRとの接続は極めて悪い。
・黒が効果的で、シンプルな和のイメージに好感が持てる。
・地下鉄の改札から地上にあがるEVがガラス張りなのが不思議に思いました。(風景が開けていないのに・・・)駅舎のガラスブロックと瓦風の縦に貼り付けているタイルとの構成が、落ち着いたモダンな「和」をかもし出していると思いました。
・ガラス張りエレベーターは地上から覗けるようになっていると楽しいと思う。ホームの壁面の格子はいい雰囲気。
・おすもうさんの、吹き抜けのモニュメントがかわいい。
・地下空間に明かりが採り入れられている点が新鮮。

清澄白河駅  AAAABBBBBB(3.8)
・鏡のような効果をねらったくり抜かれた壁面は面白い。
・改札辺りのギャラリーのような場所が楽しい。ホームの壁面アートは、ホームから眺めるだけでなく、通過するだけの車内からも気になってみつめてしまう。最も印象に残った駅です。
・ホーム壁面のステンレスのアートが、他の駅には類をみない驚きを感じました。廃材を利用しているアートだということも感激しました。
・壁の幾何学模様は工夫があって面白い。
・ホームの壁面のオブジェや改札内と外の通路の仕切り方(間仕切りに開いた穴を小学生とかが面白半分に絶対にくぐり抜けていると思う)が面白かった。
・産業廃棄物を利用したホームの壁面は斬新で、個人的には好き。ホールの壁面を四角くくりぬいてその向こうの改札外の通路に鏡を置くデザインは感動もの。
・改札のところに1円玉がおいてあるのはなぜ??
・コンコースの改札内外の空間を面白く使うトリックに感心。

大門駅  BBBBBBCCC(2.33)
・浅草線との乗り換えは便利だ。
・黒を基調にしていてシンプルだが楽しくない。天井の低さも強調されるようで圧迫感がある。
・普段よく地上から通りかかる場所でしたが、EVホールの構築物だったとは気付いていませんでした。駅関係者の事務所かなあ〜などと思っていたので、もう少し、駅舎らしい雰囲気があっても良いのでは?!と思ってしまいました。
・壁も黒かったせいか通路が暗い感じがした。「大門浜松町」という呼称は分かりやすくて良い
・大門と浜松町の一体性が強まった感がある。しかし駅名が違うのは利用しずらい。
・暗い!

六本木駅   AABBBBBCCC(2.8)
・六本木らしいデザインでした。
・あまりに六本木らしくて笑うしかない
・照明が暗く、ちょっとあやしい感じであまり利用したくない。黒とゴールドの組み合わせ方に品がない。
・改札横の壁面のアートのテーマが六本木のカルチャーを象徴していると思いました。地下構内の黒の柱と金色のラインのアクセントがゴージャスな雰囲気を出し、超高級なナイトクラヴの内装をイメージさせていると思いました。
・黒+金の柱はいかにも。一見高級そうだが品がない?
・華美な内装も六本木らしくて良いのではないでしょうか。
・黒とゴールドでクラブの内装のようなホームは六本木らしさがあり、良い!
・改札入り口のモニュメントは、ゴールド使いでゴージャスな感じ。
・乗換が悪いのはなんといっても最大の減点。しかも利用者が多い駅での乗換の悪さはイメージ低下につながる。

全体     AABBBBBBC (3.22)
・大江戸線開業後、前よりもはたして便利になったのかどうか?とても疑問に思います。高齢者にとってエレベーターがあるにしても、待っていれば乗れることの出来たバスの方が便利だったようにも思います。これからの高齢化に向かいこういった交通政策でなく、全体に車を少なくし、簡単に乗りやすい乗り物(路面電車・バス)が街を走るようになればいいなあ・・・とつくづく思いました。
・思ったより便利である。使い方を工夫すると良い。各駅のデザイン・オブジェは、それぞれ感心できるものなので廉価版の解説書や解説書付き乗車券を出してPRすると良い。しかし、大江戸線という名前は実に変だ。
・都庁前駅まではそれぞれ個性的でしたが、中野坂上から先(光が丘方面)はカラーの使い方だけで、やはりというべきか、力の入れ方に差を感じました。大江戸線は便利だと思いましが、乗り換え時間を知っているかどうかが利用の鍵ですね。”実測乗換時間の表”はとても参考になります。
・それぞれの駅構内が、それぞれの駅で下車した直後にその街の物語が始まるような「序曲」といった雰囲気を感じました。また、日本にもアートが身近なところにとけ込み始めた感じがし、このような傾向が今後もさらに継続され、郊外にも浸透して行けば良いと思いました。
・売り、とそうでない駅の格差がはっきり判ってしまった。機械案内板はいらない。天井の低さ、小ぶりな電車・・無理してるのが良く判る。
・仕事場が中野坂上なので大江戸線は利用頻度が高く、慣れればまずまず使える路線だと認識している(比較的空いているし)。但し、不馴れな方には経路選択や乗り換えが大変だろうということを改めて実感させられた。また、バリアフリー化をうたい文句にしているが、清澄白河の様に階段を5段程昇ったところからエスカレーターが始まるというお粗末な箇所も見受けられた。また通常複数ある地上出口のうちエレベーターを設置する箇所の選定基準も知りたいところである
・せっかくこんなに各駅趣向を凝らしたデザインでありながら、認知度が低いのはもったいない! 駅売店で写真集を買わせようとするよりも、駅構内にポスターを貼ったり、車内に中吊りをして紹介をし、各駅毎にその駅のデザインがわかる絵葉書を数枚作り、それを買いに行くために足を運ばせる、という手法を提案したい。新駅は出口の位置がわからず、利用していないという人も多いのでは? また、都営地下鉄は営団と相乗りすると料金が高くなるため利用を避けている人もいるはず。まずは利用者を増やすことが大事。私は今回の企画をきっかけに、500円の「都営地下鉄土休日1日乗車券」を利用して今回降りなかった駅も見に行きたいと思っている
・麻布十番、六本木などは、入り口から改札まで、電車まですごく歩かされるので、あと何分で電車が来るか表示をたくさん出してもらえるとうれしい。乗換の時も、構内に矢印や張り紙表示だけでなく車内アナウンス等でどこに歩けばよいか教えてほしい。
・新宿、麻布十番、六本木の3駅の乗換で、すっかり悪い評価をしていた大江戸線だが、これがワースト3で、便利な点が発見できて有意義だった。地下鉄は利便性と考えていたが、よく見ると面白いデザインが施されていることに気がついた。
・体の大きな者にとって車体が小さいのは最大に欠点。今は殆ど座れるのであまり気にはならないが、長い時間たって乗ろうとは思わない。各駅のホームの壁面にいろいろなデザイン、工夫がされていて、居眠りしていて、ハッと目が覚めた時どこの駅にいるのかすぐにわかる。


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