自由研究12 ・13■長崎企画2002.2の記録


teku-teku自由研究12・13


自由研究12◆長崎・歴史・平和・そして(1)
テーマ●「歴史」を体感する
日 時●2002.2.23(土)12:50〜18:30
コース●長崎駅かもめ広場−(市電)−出 島(オランダ商館跡)〜旧香港上海銀行〜大浦天主堂〜グラ
    バー園(洋館群)〜南山手洋館群〜オランダ坂〜東山手洋館群〜館内町(旧唐人屋敷跡)〜浜の
    町アーケード街〜中島川石橋群(眼鏡橋等)〜寺町界隈(崇福寺)〜[オプション]思案橋界隈+
    新地中華街
自由研究13◆長崎・歴史・平和・そして(2)
テーマ●「平和」を体感する
日 時●2002.2.24(日) 9:00〜15:00
コース●長崎駅かもめ広場−(市電)−平和公園(平和記念像)〜如己堂〜浦上天主堂〜原爆公園(原爆
    落下中心地)〜長崎原爆資料館〜長崎西洋館−(市電)−出島ワーフ[昼食]〜長崎港ターミナ
    ルビル(ビッグビット)〜アミュプラザJR長崎駅〜[オプション]日本26聖人殉教地
参加者●17名(+子供5名)
    ◎田中 登、青木伊知郎、青木理惠、磯田尚子、市野恵子、井手幸人、大竹和子、大竹 亮、
    梶川義実、左海冬彦、鈴木朗尋、田中 稔、原 久子、平井志都葉、藤井正男、三浦豪介、
    溝辺正浩
その他●オプション企画(ハウステンボス)は中止しました。

[参加者の意見]


1◆長崎を歴史のある街と感じることが出来ましたでしょうか?
●ランタン祭りの時期だったこともあるかもしれないが、中心市街地がコンパクトに収まっていて、空洞化していない分、適度の賑わいと密度感があった。また、少し坂を登れば、斜面のかつて海への眺望が優れた場所に、教会や住宅があり、過去の長崎の優雅さが感じられる。
●キリスト教と中国が日本の上に乗って作った歴史を感じた。地形が幸いしてか、歴史的建造物が多いのには驚いた。
●たくさんの素晴らしい歴史的建造物が生き生きと街にとけ込んで美しい。
●グラバー園のヴェランダコロニアル様式のデザイン(こんなに多く残っているのは長崎だけ)が戦後の4〜5階建RCビルに取り入れられてるのを見つけたが、デザインの継承と言っていいのでしょうか?
●ちょっと歩けば歴史的建造物に行き当たる異国情緒あふれる街でした。その歴史も、開国あり、鎖国あり、幕末あり、西洋文化あり、中国文化ありと狭い街にギュッとつまっていて面白いです。グラバー邸の幕末の志士をかくまうための隠し天井には、まさにドラマではない歴史を感じました。元祖○○の多さにも歴史が感じられます。
●異国情緒漂う街なら横浜も神戸も函館もそうであるが、長崎は歴史が違う。何しろ鎖国時代も唯一世界に開かれていたのだ。だから、教会も唐寺も西洋館もチャンポンもカステラも、とってつけた異国情緒でなく、長い歳月を経て街に違和感なく溶けこんでいる。
●外国との交流を日本で最も早くから行っていたということが、街を歩いていて随所で実感できました。
●とても歴史のある街だと思いました。それに小さな路地がいっぱいあり、探検しているみたいでした。
●ずっと歩いてつかれたけどすてきな町でした。きょうかいがいっぱいありました。ランタン祭りがとてもきれいでしたよ!!
●一度、ほぼ灰塵になった街なのに、街に歴史を感じるのは、歴史が人々の文化として根付いているからでしょうか。江戸期〜明治期〜戦前〜戦後と、住民構成(人種・宗教・職業構成等)が過去と比べて変わったのか変わっていないのか、興味深いところです。
●以前訪れた時にわからなかった出島ができていたことは驚きでしたが、施設より街の中にはビルが建ち、街の中に点在していた。自然な形での民家など、歴史がなくなりつつあるのも残念。
●用途が変わっても、その建物の歴史を感じられる利用をしているもの:香港上海銀行、東山手洋館群。
 昔とさほど変わらない使われ方で、街の人とのつながりにも歴史を感じるもの:館内町、寺町界隈。
●歴史というよりも、あまりにもいろんな文化が混在している気がしますが(まさにチャンポン)、それぞれが目に付きやすい形で現存していると思います。  
●歴史のある街というよりも、異国文化が残っている街。長崎の歴史の特色は江戸時代以降のものであり、京都のような古い日本の歴史を感じる場所ではない。とはいえ、異国文化との交流の跡が今でもチラホラ感じられる点が他の街とは異なる点である。
●「歴史のある街」というより、歴史資源が観光資源としてうまく活かされている街と感じます。歴史資源が街と融合してそれぞれ異なる雰囲気があり、歩いて(または電車で)回りやすいところが良いと思います(路面電車も立派な歴史資源ではないか)。いつ行っても人があふれている賑やかな街、時代や文化が異なるいろんなものがまさにチャンポンになっている街というイメージがあります。初めて行った崇福寺のランタンがとても幻想的で印象に残りました。
●歴史的建築物、史跡の宝庫であり、現地の方の観光客(我々のような)に対する接し方にも感心させられます。東山手で初対面で会った男性に「十人町」と言う地名についての解説を受けたときにも感じました。本来ならば、たかだか400年程度の歴史の割には、これほどの憧れを感じさせる街は、日本の他に無いと思えるからであります。
●「異形の歴史」である。鎖国と開国、キリシタン弾圧と復活、軍需産業と原爆投下・・・これらが海と山の狭間に凝縮している。観光地としては面白いが、都市空間は混乱の極み。夢の中の町のようだ。
●長崎は歴史がいっぱいありすぎて、かえって歴史がなおざりにされている面があるかもしれません。そういう顧みることがされない滅び行く小さい歴史の痕跡の数々が、都会から訪れた人を感動させるのかもしれません。幸いというか、最近の経済不振が長崎の変化のスピードを落としています。
*評価集計結果:AAAAAAAAAAAABBBC(平均4.38)


2◆長崎を訪問して平和を感じることが出来ましたでしょうか?
●「ようやくの平和」である。列強渡来以来、鎖国と開国、アジア進出の舞台として、この街の歴史はつねに国際紛争の渦中にあった。原爆投下と平和憲法制定で、ようやく戦争から解放されたのだ。平和公園や原爆資料館周辺の穏やかな住宅地は、平和の幸福をしみじみ感じさせる。
●平和公園・浦上天主堂・記念館等々・・・平和のありがたさをつくづく感謝しました。
●浦上天主堂の崩れ落ちた残骸を見て、「ブッシュ大統領はこれを見るべきだ」と話していました。アメリカの歴代大統領は「ナガサキ・ヒロシマに来るべきだ」と提案したいです。
●長崎原爆資料館に行ってショックでした。「戦争がなくなった方がいい」と思った。
●とても平和をかんじることができました。平和のぞうがあったり、つるがおってあるところがたくさんありました。
●戦争の悲惨さやバカバカしさを感じるためにも、長崎や広島の原爆資料館に多くの人が行って欲しい。
●原爆の悲惨さを、適度の抑制の効いた表現(特に如己堂)を用い、観光客に対して考えさせる機会を与えている。
●戦後50年、忘れ去られてしまうからでしょうか。館が立派でした。被害を受けたところなど関連施設をもっとコース化したら良いのではないでしょうか。修学旅行も表層的でなく、被爆者の方とお話を場を持つなど。
●今の長崎が平和かどうかより、かつて地獄を見た町が平和を渇望し、そしてその思いを世界中に広げている。だから、この街に来ると平和について考えざるを得ない。
●平和を感じるという意味で一番印象に残ったのは、一生懸命お祈りをしている若い少女達の姿です。平和公園にも原爆公園にもいました。被爆地という確固とした現実があり、それを理解させてくれる映像や建物跡や人々の証言があり、そして、それについて考えさせられる場がありました。世代を経ても伝えていくべきことがあり、実際、伝えられているということを感じます。
●原爆落下中心地は、広島とは違ってモニュメントもなく印象が薄い。有名なムキムキマンの平和記念像も、ちょっと・・・。しかし、崩れた浦上天主堂で始まる原爆資料館は、その臨場感に息をのんだ。韓国・朝鮮人等、外国人の原爆被害を取り上げているのも評価していい。ただ、我が国では、戦争時代を扱う展示はどこでもそうなのだが、「悲惨でした。だから戦争はしちゃいけません」という段階で足踏みしている気がする。本当は、もっと積極的に具体的に「では、どうしたら戦争が防げるのか」ということにまで、言及しなくてはいけないのではないか。
●事実を事実として、風化させずに継承していくことは重要なことです。戦後のイデオロギー的な反核運動には馴染めないものを感じますが、「核」が今日まで「使えない兵器」として民衆・為政者ともに認知されている背景には、広島・長崎の犠牲が大きな役割を果たしているのは事実です。原爆資料館の展示には好感がもてます。(最後の戦後部分の展示は取って付けたような感じでしたが、これは仕方ないでしょう)
●原爆のあとの田園の中の郊外の新興地は、復興区画整理により、戦後の長崎の発展を象徴する近代的な市街地に生まれ変わりましたが、今は、個性の無い平凡な街に見えるかもしれません。東洋一といわれ明治から大正にかけて建設された浦上教会が原爆の直撃を受けたというのは、大変不幸な人類の歴史の一こまであり、史跡(さらに言えば世界遺産)として大事にすべきです。
●平和公園・平和記念館と長崎港に浮かぶ遊覧船の対比に、日本の平和は、紙一重であると感じました。先日のニュースでは長崎港に海上自衛隊の艦船が写っていましたし、核兵器の実験回数の展示では日本にいつ何時もう一度悲劇が起こるかもしれませんし、また、加害者となりうる経済力+技術力を持ち合わせているからであります。いつ崩れるか分からないバランスの上に成り立っている平和だと思います。
*評価集計結果:AAAAAAAAAAAB(平均4.83)


3◆あなたが選ぶ長崎ベストポイント(1人3点)
★★★★★グラバー園:長崎の象徴らしい施設/木がたくさんあったのでよかった。/グラバー邸から見下ろす長崎港の景色が好き。それぞれの建物からも華やかな時代が感じられる。
★★★★★旧香港上海銀行:古い住宅や教会が目立つ長崎で、オフィスとして屈指の建物。内部の展示も面白い。/プロポーションがとてもすてきな建物。/かつての長崎の繁栄を今に伝える貴重な遺産。 菊五郎の辰野との確執は物語性を帯び、さらに興味を深めさせる。/人が少ないけれど、いい建物。 僕が異動する時はケータリングで立席パーティをしてもらいたい。/階段はすばらしい職人技。
★★★★★市内電車:日本で最も活躍している路面電車ではないか。/アクセスが手軽で、都市交通として最適。/主要スポットを網羅して100円で乗れる。長崎の街の魅力に大きく貢献している(こ ども達はこれが楽しみ)。
★★★★長崎原爆資料館:技術の進歩の速さと人間の愚かさが身をもって体験できる施設。自分の子供に説明している大竹さんの姿勢に感心。/「戦争がなくなった方がいい」と思った。/誰もがまずは ここを見るべき。世界中の人に来てもらいたい。
★★★★大浦天主堂:美しい建築というものは人を引き寄せる魅力と何時までもそこにとどまっていたい魅力がある。僕はこの建築をNo.1に挙げたい。/安らぐ。/天主堂までの坂道が魅力的。
★★★★崇福寺と寺町界隈:ランタンで石畳が照らされ、とても幻想的で素晴らしい雰囲気(1時間遅れで超満員のかもめでも来た甲斐があった)。/崇福寺の夕暮れのランタン。/大浦天主堂の対極。 中華を感じた。
★★★★館内町(旧唐人屋敷):商店の商品や道のつくりなど中華風/緩やかな傾斜地に広がる密集地は平地以上に路地等ポケットのような空間が多く、奥深い魅力的な場所。/ヒューマンな迷路。/坂と階段と路地ばっかり。宅急便の方はいやだろうが、風情もあるし、ダイエットと足腰の老化防止には 最適な環境。
★★★オランダ坂と洋館:坂と迷路と建物がおりなす空間はとても魅力的。/緑と石垣と石畳が異国情緒たっぷりで、時折、港や西洋館が見えるロマンチックな坂。車が頻繁に通るのが怖い。/東山手洋 館群は暮らしの様子が面としてわかる。
★★グラバー園からの眺望:大浦天主堂にミッションスクールの洋館、山頂までびっしりと重なり合った家並み、そして今も昔も世界に開かれた港、まさに長崎を感じる。/ここからの展望は、長崎独特 の景観もさることながら、何より長崎造船所が丸見え。よく旧軍はこんなところで「武蔵」を秘密裏 につくったものだと感心。
★★活水学院を望む風景:街の色々な所から山の緑に浮かぶ赤い屋根が象徴的。/丘の上に活水女子大と海星学院の洋館群が並ぶスカイラインは、長崎に他の都市とは全く異なる気品を与えている。
★★出 島:現状には賛否あろうが、歴史資源としてこれ以上のものはない。”島”に復元するのは不可能だが、それでも大きなビルまで解体して全体を復元しようとしている努力を評価したい。
★★ランタンフェスティバル:これほど魅力的な祭りであるとは全く知らなかった。特に夕暮れの「崇福寺」の美しさには感動。「宇宙的」との表現がぴったり。/スケールを拡大したのは最近とのこと だが、中華街のある街らしい催しであり、夜の街が健全にかつ幻想的に華やぐ。手作りランタン等、 一般市民が参加しやすいのも魅力だし、個性的なランタンは見物客にとっても楽しみ。
★★新地中華街:ちょうどランタンフェスティバル期間中で活気があった。食べたいものだらけ。
★★浦上天主堂:ステンドグラスの光とベールを頭に熱心に祈る人々。教会は祈りの場であり、長崎には敬虔なクリスチャンが多い。/ミサの最中で、地域に根づいている教会の雰囲気がよくわかった。
★★平和の道(平和公園〜如己堂〜浦上天主堂):歩きながら左右に下る坂道がとても美しい。すてきな散策路です。/平和を実感する散策コースとしてつくられていればもっと良い。
★浜の町アーケード街:地形の特性から、今も人並みが絶えない。しかし、老舗が長く保存されていたけに今バタバタ倒れている。万年筆病院をみなさんご存知ですか?
★斜面住宅地:なんと言っても生まれ育ったところだから。小学生の頃、日本中の町がこうなのかなと 単純に思っていた。
★江山楼の中華料理(含 特製ちゃんぽんと皿うどん)
★眼鏡橋:メガネみたいに見えるのが良かった。まわりに大きなコイがたくさんいた。
★平和公園
★如己堂:長崎の悲劇の中で、宗教的な哲学によって完遂された意思を汲み取ることができる。
★26聖人記念館:今井謙次の作風を色濃く残す名建築の一つ。礼拝堂のデザインには小品ながら端正な気配りを感じる有機的作品。
★古写真の豊富さ:さすが写真発祥の地
★817系電車(各駅停車用)
★ハイパーかもめ
★長崎港:市内のどこからでも臨める港は他の街にはない魅力。
★長崎の街そのもの:斜面に建ち並ぶ家々、登り降りする坂道、その合間を走る市電・・・とても魅力的な街。


4◆今回のテーマ【そして】をこの街で感じることが出来ましたでしょうか?
●地方都市の空洞化が著しい現在、過去の遺産が至る所に区域として残る長崎は、単純な異国情緒以外に、街としての楽しさが凝縮されている。山が迫る地形が街をコンパクトに抑えこんでいることが幸いしているように感じた。
●ごく狭い街の中に西洋も中国も海のものも押し詰まっていて、本当に卓袱かチャンポンのようだった。
●長崎の街は卓袱料理、チャンポンが象徴するように、和洋中全部が一緒に息づいている感じがした。歴史は充分感じられたが、次の長崎をどうつくっていくのかは見えない。そんことが訪問してから気になってきた。造船に代わり街を支えていく産業は何か。
●外国と関った歴史にしろ原爆にしろ、長崎は日本じゅうに他に例を見ないユニークな街だ。しかし、もはや過去の街であるという印象も否めない。「そして」こそが本当は一番大事なのだ。その歴史から言えば、特に日本の国際交流と平和の推進に一役買う街になってほしい。
●歴史の街・長崎は、未来に様々なメッセージを発信していると思います。しかし、長崎も急速に変わっていると感じました。特に港周辺は様変わりしていて、長崎らしさが失われていくような気がします。観光と生活と、どのような折り合いをつけていくのかなあと思いました。
●行きも帰りも満席の羽田−長崎便を見る限り、当面、明るい長崎の「そして」を感じます。
●意外に「港町」の印象が薄い(埋め立てにより水際が遠のいたせいか?)。国内で最も由緒ある開港都市の名にかけても、このテーマをもっと前に出してほしい。
●歴史上の経緯はあるが、半島の突端という極めて不利な地理的条件の場所にこれだけの規模の都市が成立していて、新幹線まで通そうというところにエネルギーを感じる。環東シナ海という視点で見る必要があるのではないか。
●異形の歴史と動乱の舞台から解放され、ようやくの平和である。日本の西の果ての半島の先の山と海の狭間で、経済的にも交通上も停滞の一途であるが、それはそれでいいではないか。400年ぶりに、この街がやっと手にした長い休日なのだ。
●「そして」は、ランタンに消され、日常がよくわかりませんでした。造船も斜陽の一途、どうするのでしょうか。東京にいる長崎の人は、まず長崎に帰りましょう。
●「そして、誰もいなくなった」なんてなりませんように!「そして、これからどうするつもり?」という具合に、この街がどこに向かって進んでいこうとしているのかが見えてこないのが残念です。
●経済的に発展する街、人口やビルの高さがどんどん伸びることが誇りだった時代が長く続きました。その疲れの中に今の長崎はあると思います。そういう意味で失望と混迷の中にある地方都市が、もう一度歴史の中で自己のアイデンティティを確認して、魅力をにじみ出していけるかは、今後の大きな課題ですね。外からのお客さんがいろいろ感想を述べたり励ましていただくと、そのいい刺激になると思います。
●変わらないことに対する「価値」と、変わっていかなければならない「街の発展」を、対比することから感じることができました。この十年ほとんど進歩が無く、する必要性の無い街で学生時代を過ごせたことに対して、僕自身、幸運であり、残念であったと感じています。
●3年前にはじめて訪れた時、何かパワー、勇気を与えてもらった気がしました。今回は、街全体が心、人格を持っているように感じられてなりません。不思議な街です。その根底には、長崎の歴史、そして被爆というものがあるのでしょう。
●ブッシュさんに見てもらいたい日本都市の一つです!
●感じました。平和への思いです。(平和をとりもどそう!戦争反対!!!原爆禁止!!)
●できました。それはせんそうにはんたいする思いです。


5◆今回の企画について自由に!
●長崎があんなに賑わっていることにビックリ。ランタンフェスティバルの仕掛けを構築した方々はすご〜い。次回長崎は、軍艦島めぐり、遊郭跡地めぐりはどうでしょうか?(y.ide-)
●密度の高い企画で、短い時間ながら観光ではゆっくり見れない所までいといろ見学できました。コーディネーターの田中さん、ありがとうございました(しかし、眠かったです)。(M.Fuj-)
●盛りだくさんで少々疲れましたが、長崎の多くを感じることができました。開港場4都市の中で最もコンパクトで歴史を感じられました。次回は稲佐山から市街地を見てみたいと思いました。(Y.kaj-)
●長崎は2度目ですが、今回は元住民の田中さんのおかげで、ひだが多いこの街の奥深さを感じることができました。(M..Miz-)
●(元)地元の人の案内ならではの長崎の真髄を満喫できました。とても楽しかったです。ありがとうございました。(K.Ota-)
●今回はランタン祭りも楽しめて良かったです(その分、田中さんは大変だったと思います。本当にありがとうございました)。(K.iti-)
●田中さんの企画は初体験ですが、綿密でサービス精神に富む内容でした。長崎は観光都市として良く知られた街ですが、一般観光的な要素も十分に取り入れ、しかも坂道散策など現地をよく知らないとできないようなコースも採用し、誰が参加しても楽しめるバランスのよいプランでした。1日目「歴史」、2日目「平和」というテーマ分けも適切でした。大阪企画第2弾を期待しています。(S.Hir-)
●花粉の多さで、生涯初めて花粉症を発症し、地域による気候の違いを身をもって感じることとなりました。資料の作り込みに、田中さんの熱意を感じました。(A.Suz-)
●田中さん作成の切手&スタンプ付きシート!(H.Har-)
●とても良かった(M.Ota-)
●初めて訪れた長崎なので、田中さんについて行くだけでした。歴史、地形ともにあまりに印象が強烈で(こんな都市は見たことがない!)、まだ私の中で消化し切れていません。解散後に駅ビルの書店で買った長崎新聞新書「カクレキリシタン」が混乱に拍車をかけているようです。(R.Ota-)
●マスターの川村さんの人脈について、もう少し事前調査すれば良かったと反省しています。(N.Tan-)
●佐賀企画の提案:長崎街道のまちなみ(佐賀市柳町、鹿島市浜町)と佐賀らしい風景(有明海、クリーク)、寂れた中心市街地・つぶれた再開発(佐賀市内)を見て歩きながら、地方都市のまちづくりを考えるというのはどうでしょうか? 一日で十分まわれます(吉野ヶ里を入れると一泊二日)。機会があればよろしくお願いします(参加者が集まらないかもしれませんが)。(i.Aok-)
●島原もいいぞ〜。私の第二の故郷ですが、噴火以来、街づくりがとても盛んな城下町です。(F.Sak-)
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Subject: 長崎企画 感想
Date: Mon, 25 Feb 2002 01:32:59
第一日目のみの日帰り参加でしたが、この機会にあらためて丁寧に長崎という地を見てみたくて、家族そろって参加させていただきました。長崎はこの2年余りの佐賀在住の間に数度訪れ、この日の行程も二度目以上のところが多かったのですが、新しい発見が随所にあり、訪れた甲斐がありました。
今回は、歴史をまるで知らない、けれど長崎はなぜか好き、という小学校一年生と幼稚園年中の息子たちのことを考慮して、皆様からは少し外れてグラバー園を割愛し、出島へ戻って「出島ミニシアター」を見ました。12分のVTRから、息子ならず私までも、ポルトガル人そしてオランダ人を押し込めた狭い町・出島の歴史的役割をあらためて学び、同じような囲い込みが中国人に対しても行われていたイメージも容易にわいてきて、外国人と難しい時代を共存した長崎の姿の一面を少なからず理解を深めた気がいたしました。しかしながら、横浜と神戸に住んだ経験からでしょうか、現在の長崎からは、外国へ向けて開かれた印象はあまり受けません。
今回のてくてくで、最高に感激したのは、崇福寺の夜の帳にかかる頃のランタンでした。これだけで、ああ、今日長崎のてくてく企画に参加してよかった〜、とそれまでの疲れを吹き飛ばして感動を覚えました。なぜ、石畳までがピンクのランタン色に染まるのでしょう・・・本当に美しかった・・・と、今も余韻で一杯です。今まで新地がお祭りの中心だと思っていた私にとって、本当に有り難い出逢いだったといえます。また、ランタンが灯らなくとも、崇福寺通りのなだらかな坂道とオシャレなお店との調和のある町並は、また訪れたい気にさせられました。
それにしても、終日時間ぴったりの田中さまのスケジュールのコーディネートには脱帽でした。そして、12キロ強の娘を夫と交替で抱えながらの、坂の街のサバイバルは、日頃の運動不足を大いに解消してくれました。
子どもの感想:
裕太郎(7歳) 香港上海銀行3階の模型が面白かった。出島が好き。ちゃんぽんを食べたかった。
惠次郎(5歳) 佐賀から乗った各駅停車の電車(新型車)にまた乗りたい。白いかもめも楽しみだった。
        ざぼんソフトクリームが美味しかった。
優 実(3歳)  天主堂の坂道にいた猫ちゃんと遊んだのが楽しかった。新地で買ってもらった中国製 のアコーディオンのおもちゃに満足気。 
つたない経験ですが、長崎ベスト3:
1、五島 蛤浜の海水浴と中通島からの教会めぐりの旅
2、江山楼の中華料理(含 特製ちゃんぽんと皿うどん)
3、グラバー園のグラバー邸(鈴木信太郎画伯が好んで画いた魅力を知りたくて、昨年東京の父とわざわざ行きました)
そして、今回の崇福寺の夕暮れのランタンは、これらを引き離す勢いで第一位に浮上しつつあります。
以上、いささか自由奔放ですが、熱いうちに思いを述べさせていただきました。子連れでご迷惑をお掛けしたと思いますが、今回初めて「子連れ完てく」したことだけでも、満足しております。どうもありがとうございました。(青木理惠)


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