自由研究33・34■福岡企画2004.9の記録


teku-teku自由研究33・34


★teku-teku九州企画11+12「福岡のメガマート+水郷柳川」の記録

自由研究33◆近未来の商業シーン(その5)/福岡のメガマート群を廻る

日 時●2004.9.4(土) 11:00〜19:00
コース●福岡空港−(バス)−ダイヤモンドシティ・ルクル<昼食>−(電車+バス)−トリアス久山−
    (バス)−イオン香椎浜SC+ネクサスワールド<休憩>−(バス乗継)−ショッパーズモール・マリナタウン−(徒歩)−マリノアシティ福岡ピアウォーク

自由研究34◆九州の小都市を訪ねて(その3)/水郷・柳川の掘割は残った

日 時●2004.9.5(日) 10:20〜15:30
コース●西鉄柳川駅〜三柱神社−(掘割川下り)−御花・松濤園(旧柳川城主立花家邸宅)〜沖端地区<昼食>〜北原白秋生家+白秋記念館〜旧戸島家住宅−(バス)−西鉄柳川駅
参加者●15名
    栗原 徹、恒川磯雄、平井志都葉、溝辺正浩、横堀 肇、大竹和子、大竹柾也(*)、大竹柊子、櫛間嘉徳、櫛間陽美、櫛間大輔、寺地 守、増田千晶(*)、山崎三枝(*)、◎大竹 亮  (*4日のみ参加)


[参加者の意見]



◆近未来の商業シーン5/福岡のメガストア群を廻る------------------------------------
1■ダイヤモンドシティ・ルクル
評価:3.70(コンセプト:4.20 商店の魅力:4.40 デザイン:4.00 周辺との関係:2.20)
●ショッピングセンターの最新のスタイルで作られており、「フラクサス」と「シティ情報ふくおかパワコンストリート」はユニークなコンセプト。
●床にカーペットを敷き詰めてあり、足元に優しい。FLAXUSは良い商品が揃っている。トイレが清潔でギャラリーのような雰囲気でした。家族で行っても充分満足できると思う。
●「パワコン福岡」等の特徴ある店舗が多いコリドー部分が特に面白い。
●アクセスは自家用車、バスのみ考慮。鉄道も歩ける距離なので、地元行政と協力しあい計画的に整備すべし。特に歩行者の動線は皆無だったので、地域にとってもメリットが生まれる。近くの炭坑遺跡とも連携すればおもしろい。食事は種類も多く、広くゆっくりできていい。
●見て歩くだけなら楽しい。特に高級店やインテリア系など。しかし、そうした店はなかなかペイしないのではないか。JR香椎線・酒殿駅が近いのにアクセスが全く未整備なのはおかしい。
●巨大であるだけでなく、内容もトレンドに沿った店舗を集めているが、それ以上でも以下でもない。空間は外観も内部も凡庸だが、まるで小さな宝石箱のようなフラクサスのインテリアだけは、驚きだ。空港からのシャトルバスや路線バスは便利だが、酒殿駅からのアクセスには配慮が必要。
●田舎に出現したメガストアの脇には、アンバランスにも廃墟がそびえ立つ。FLAXUSはパウダールームまでもが超ハイセンス。キャッシャーは見たこともないほど広々豪華でイケメン店員がはべる。お洒落してないと行けないわ。


2■バリューセンター・トリアス久山
評価:2.00(コンセプト:2.45 商店の魅力:2.27 デザイン:1.73 周辺との関係:1.55)
●郊外の巨大な敷地を生かして、多数の店舗を集めている。建物が分散し、デザインや業種もバラバラで統一性がないが、それがかえって何があるかわからない面白味を生み出している。
●郊外のロードサイドショップを集積させるというアイデアは面白いが、それ以上の工夫が無く、自家用車以外のアクセスも非常に悪い。
●店舗・施設にあまり金をかけていないようで、その分商品価格が下がって良いかも。しかし、全体が駐車場のアスファルトに覆われ、潤いが全く感じられないのは問題。
●各種の店舗が何の脈絡もなく集まっており、なんじゃこりゃ? 千円ショップは百円ショップに比べ、お得感がないと感じた。
●公共交通のアクセスが悪い。場内の回遊がわからず、天候の悪いとき不便で休み場所も少なく疲れる。
●交通の便も悪く、施設が離れているのも不便、酷暑の夏は出掛ける気にならない。
●車ばかり多くて、あまり魅力を感じない。


3■イオン香椎浜ショッピングセンター
評価:3.53(コンセプト:3.91 商店の魅力:2.91 デザイン:3.55 周辺との関係:3.73)
●建物・店舗はまとまっており、郊外型といっても近隣の客が中心だろう。公園を突っ切ると入口で、徒歩でも近いのが良い。
●正面の公園と一体化していて、周辺との関係が特に良い。
●前面道路との間に公園を配置したことで、普通のショッピングセンターとは一味違った雰囲気になったが、中の店舗にはあまり個性が感じられない。
●海辺にあって公園と一体的に整備しており、都市景観に配慮されている。外観デザインは秀逸だが、インテリアは普通。専門店街は楽しいが、ジャスコはPB商品が多く、品揃えに偏りあり。
●アクセスがいい。周囲に公園、海があり、休める場所もありゆっくりできる。大きなスーパーという生活感が強い。九州で一店のみというような引きつける有名専門店が入っているのかわからない。
●食料品から衣服まで身近になんでも揃って、品物も良さそう。
●今回廻ったメガストアの中で最も日常生活に密着している。ウチの近所にも是非欲しい。


4■ショッパーズモール・マリナタウン
評価:3.20(コンセプト:3.60 商店の魅力:3.00 デザイン:3.80 周辺との関係:2.40)
●強烈な印象を与える外観デザインと、オープンテラスが楽しい。内部のインテリアも凝っているし、空間構成もわかりやすい。核店舗のダイエーを売場別に分散したのは、買物に便利でありがたい。
●デザインはなかなか斬新で米国西海岸風とでも言おうか。ショッピングのウキウキ感が高まった。
●サーキット型という他には見られない魅力がある。エリア毎の特色がもっとはっきりすると良い。
●高い回廊で休める設備もあり、電飾で家族むけにはいい。案内冊子を置いておけば再度来る時の参考になる。
●駐車場から中央の吹き抜けに出てくるアプローチや核テナントの分散化、木を使ったインテリアなど、空間やデザインは凝っているが、店舗や商品が普通なのでそれが活きてこない。
●品揃えが悪く、店の魅力に乏しい。
●ねらいが遠来客か近隣客か中途半端。ダイエーが苦しいことが実感できる気がする。近隣向けに徹した方が良かったのではないか。


5■マリノアシティ福岡ピアウォーク
評価:4.09(コンセプト:4.64 商店の魅力:3.73 デザイン:3.91 周辺との関係:4.09)

●2つの観覧車の組合わせ、海に面した立地をうまく活かしたマリナサイド棟、単純な建物でありながら奥行きの深い空間を生み出しているアウトレット棟、「九州のムラ市場」のような個性的なテナントなど、非常に面白いショッピングセンター。
●道路を挟んだ回廊、1階の水を含めた空間やヨットハーバーのデッキ、ホテルなどゆっくりできる場所があって時間つぶしにはいい場所。視界がいい場所で夜間送迎バスもあり、夜までゆっくりできる。
●増床されて池もつくられ、素敵になった。個性的な店が多く、価格も安く魅力的。大観覧車は目玉。
●「九州のムラ市場」は当初の趣旨からは外れるかもしれないが、一番魅力的だった。
●アウトレットモールと称しているが、実際にはベイフロントのフェスティバル・マーケットプレイスである。2つの観覧車やマリンデッキ、個性的な専門店、産直の九州のムラ市場など多彩な構成で、楽しく時間がつぶせる。今回の増床でさらに充実した。
●楽しそうな店が多く、また拡張地区と思われる庭園風の一角も良いし、目の前がハーバーなのも良い。ただ、休日に遊びに来るという感じで、平日を考えるとどうか。内部のデザインはとても良いが、外観に不満。
●東洋一のスケールの観覧車には圧倒されたが、その分、店舗の印象は残らなかった。


6★あなたが魅力的と思うメガストアは(今回のもの以外も含めて3つまで)
マリノアシティ福岡ピアウォーク★★★★今回の中では面白く、魅力を感じた。
ダイヤモンドシティ・ルクル★★★★もう一度、行きたい。天神よりゆっくり優雅に買物できそう。(特に和子さんと柊子さんセレクトのお茶や豚さんは、フラクサスのパッケージやリボンと一緒にいつまでも大切にしたいです)
イオン香椎浜SC★★
キャナルシティ博多★★キャナル(水路)を囲んだ複雑な建物の密度感がすごい。
ショッパーズモール・マリナタウン★★今回では総合的に見てここでしょうか。
マリゾン(シーサイド百道)★
トリアス久山★
リバーウォーク北九州★大胆で人工的なデザインながら、小倉城や紫川との調和が絶妙。内部も楽しい。
ポートプラザ(福山)★規模は中程度だが、立地や内容で使いやすい店舗だと感じる。
ハーバーランド・モザイク(神戸)★
東京ベイららぽーと(船橋)★
イクスピアリ(浦安)★

サンストリート亀戸(東京)★
ビナウォーク(海老名)★駅からデッキで6棟の商業ビルがつながる巨大SC。公園を囲む細長い構成や、複雑な迷路状の空間がユニークで飽きない。

7★あなたは、メガストア(巨大SC)にどのような魅力とつまらなさを感じますか
●メガストアの魅力は豊富な商品と車でのアクセスしやすさ。反面、あまりに計画された人工的空間と、全国一律の商品構成であり、意外性や奥の深さがない。(TK)
●魅力:休憩所が整備されるなど快適に時間を過ごす工夫が多くみられるのが、デパートや商店街と大きく違う魅力。つまらなさ:どこに行っても同じような種類の店舗が多い。(MM)
●楽しさと身軽に行ける点は魅力。どの店も、品揃えも、建物のコンセプトも同じようである。(KO)
●いろいろな商品があるのが魅力。つまらなさは特にない。(MO)
●魅力:ウィンドウショッピングが楽しいこと、にぎわっていること、多様な店舗があること、強い個性があること。映画館があること。駅から近い(徒歩可能である)こと、車より人に優しい設計を求める。つまらなさ:最たるものは一般に商品価格が高いこと。特に生鮮食品と飲食店。欲しいものがなくても簡単に他の店へ回れない点も問題。少なくとも福岡は中心商店街の規模が非常に大きいので、郊外型SCには限度がある。巨額投資の回収を考えると負け組も出るのは必至か?(IT)
●たくさんの品物があって、選択肢が多いのは魅力。つまらないのはアウトレットなど、どこでも出店している店もあったり、地域性に欠けているのでは?と思われる点。ダイヤモンドシティ・ルクルができたとき、イオン香椎浜SCから撤退した店も少なからずあったそうです。より多くの収益を求めて動くのは仕方ないことですが・・・。(MY)
●一カ所で欲しいものが手に入る便利さ、食事や買物や映画や銭湯を楽しむことが出来る滞在型施設に魅力を感じました。ただし、マイカーを持たない人でも、足を運ぶ便利さがあれば、例えば天神、博多駅、空港、姪浜から各SC行のバスが発着してくれたら便利だなと思います。(CM)
●遊び、見物、体験も含めた複合的な施設がいい。モノを買うということでは、生活上特に求めることがなくあまり関心がない。(MT)
●普段メガストアを利用する機会がないため、とりあえずは「便利で快適そう!」と、魅力しか感じない。(SH)
●内部が歩きやすく旬の商店が並んで楽しいのは魅力だが、外部は一般的に周辺市街地との関係が希薄でつまらない。つまり、内部は輝いているが、外部はどうも殺風景。(RO)

【評価結果一覧】
総合評価
JK3301 ダイヤモンドシティ・ルクル
(2)3.70
○4.20
☆4.40
☆4.00
2.20
JK3302 バリューセンター・トリアス久山
(5)2.00
2.45
2.27
1.73
1.55
JK3303 イオン香椎浜ショッピングセンター
(3)3.53
3.91
2.91
3.55
○3.73
JK3304 ショッパーズモール。マリナタウン
(4)3.20
3.60
3.00
3.80
2.40
JK3305 マリノアシティ福岡ピアウォーク
(1)4.09
☆4.64
○3.73
○3.91
☆4.09

  ※総合評価は、CSDE4項目の評価結果の単純平均(A=5,B=3,C=D=1)
 Cコンセプト:総合的に見て、楽しく便利で魅力的な商業施設になっているか。
 S商店の魅力:入居している各店舗、施設等は魅力的な構成か、買いたくなる商品があるか。
 Dデザイン:建物の外観・インテリアのデザイン、空間構成の魅力や快適性はどうか。
 E周辺との関係:地域全体が良くなったか、交通アクセスの対応(シャトルバス等)はあるか。


◆九州の小都市を訪ねて3/水郷柳川の掘割は残った------------------------------------
1■水郷・柳川の町(全体)
  評価:4.11(内訳 AAAAABBBB-)

A●コンパクトに風情を出し、歴史とともに静かにある街。
A●小さなきれいな街という印象。
A●のどかな風景が広がっている。
A●街の中に自然がある。クリーク(水路)が楽しい。
B●柳川の魅力は水の魅力。網の目のような掘割や、そこで獲れるうなぎの味わいなど、水が最大の資源である。
B●町じゅうに掘割が廻り、昔の風情を残しているのはすばらしいが、観光以外の姿が伝わってこない。
B●柳川は、堀、柳、みどり。平家の六騎や、家康、秀吉の直筆もあり意外に歴史があることを知った。また、歌碑が多く文化のある町と感じた。においではウナギ蒲焼きがいい。
B●堀割は面白いが、全市的な町づくりまではよくわからない。ただ、せっかく整備した遊歩道を歩く人が少ないというのは寂しい。


2■掘割(クリーク)と掘割から見た風景
 評価:4.40(内訳 AAAAAAAABC)

A●非常にユニークで感心した。舟は時間も長く、本格的だ。季節のせいかもしれないが、花が少なかった。もっと四季の花の木を岸に植えたらどうか。
A●石垣に囲まれ緑に満ちた風景は、静謐という形容が当てはまる豊かさがある。
A●掘割に面した家々にある水面に下りる石段など、生活感のある水の風景が味わえる。
A●低い視点から町や家々を見上げるのが新鮮。ゆっくりすべるような速度もいい。
A●橋の上から見下ろしても、船から見上げても風情があっていい!
A●舟から見た家々、散歩道、町並みがとても良い。
B●景色以上にドンコ船の船頭さんの個性的なトークを評価したい。他の船頭さんのトークも聞き比べてみたいものだ。
C●堀にはゴミもあり、水質も濁りがある。魚は泳いでいるが、手を入れる余地はまだまだあるように感じた。


3■御花・松濤園(旧立花家邸宅)
  評価:3.60(内訳 AAABBBBBBB)

A●松の庭園、ソテツと洋館の取り合わせはいい。夢二と白秋の特集を見れたのはラッキー。
A●いろんな物があって楽しかった。
B●庭園の松はとても見事。ただ、この一角はいかにも観光地然であり、もっと落ち着いた雰囲気が欲しい。
B●冬、渡り鳥たちがたくさん羽を休めているところが好き。古い洋館で、泊まってみたいところ。
B●旅館だということがわからなかった。旅館なら泊まってみたい。
B●年配の奥様団体御用達で持ってるという印象を受けたが、建物自体は魅力がある。
B●建物自体や調度品の説明がもっと分かりやすいと、楽しめると思う。
B●建物や庭は立派だが、単なる観光地という感じで、街との関係は希薄。


4■旧戸島家住宅(修復保存)
  評価:3.50(内訳 AAAABBCC--)
A●小さいながら、丁寧に保存修復されている。調度品やディテールも繊細。お抹茶の提供もうれしい。
A●細かいところに趣向が凝らしてあり、昔の暮らしを想像できた。
A●質素、シンプル、風雅な造りが良い。
A●お庭に出てみたら、石がたくさんありました。
B●きれいに修復された武家屋敷で、三日月型の明りとりなど、凝った造りがなかなか面白い。
B●建物自体や調度品の説明が分かりやすいと、もっと楽しめる。
C●正直いって、庭園はそれほどとは思えなかったのですが…。
C●あまり印象に残らない。


5■北原白秋生家+白秋記念館
評価:4.25(内訳 AAAAABBB--)

A●商家のまちなみをつくる生家のどっしりした建物と、水路に面した中庭、蔵を模した記念館という組み合わせがいい。白秋の生い立ちを実感でき、作品を再考するきっかけになった。
A●家の造りも頑丈でいいが、それ以上に多くの初版本、原稿、交友のことなどがあり感心した。帰りに掃除のオバサンにまでありがとうと言ってしまった。作品にもあったが、柳川の自然や人々が白  秋を育てたと感じた。
A●北原白秋は柳川の傑出した偉人として、相当力を入れて紹介されている。詩歌ファンには堪えられない。
B●市立の資料館であるにもかかわらず、白秋の生家の裏側に配置し、生家を通り抜けて入るアプローチはなかなかいい。
B●座敷に上がって白秋を偲ぶことができる。
B●白秋の生涯がわかりやすくまとめられていた。白秋の果たした役割や現代から見た作品への評価などにも、もっとふれて欲しかった。


6★あなたが、柳川の町で魅力的と思う場所(3つまで)
堀割(クリーク)★★★★★堀に面した民家に大切にされている。/水のほとりに柳、食のウナギがいい。
掘割から見る風景(川下りの舟の上)★★★★★つまらない景色もあるが、全体としては独特の風情があり楽しめる。/家々の木や花が楽しめる。/川からの視点だと街が新鮮に見え、船頭さんの話もと  ても面白い。/橋の上から見下ろしても、船から見上げても風情があっていい!
御花・松濤園★★★庭園と洋館、秀吉、家康の直筆の書状などは町の宝。/あの松はすごい。
沖端の水路沿い★★水路の両側の柳の並木とそこに並ぶ鰻屋などの店構えが、水の街柳川を象徴している。/旧家を転用した紅茶カフェなどもあり、そぞろ歩くのに楽しい。
若松屋(沖端)★★うなぎのせいろ蒸はとても美味しかった。/せいろ蒸しがとってもおいしい。
白秋生家付近の町並み★★白秋を育んだ商家のまちなみが残っている。
北原白秋生家★お花の夢二との特集、五足の靴の由来もあり、柳川の資産。
柳川市立歴史民俗資料館★2Fの展示全てが白秋関連。白秋が作詞した校歌等の一覧が興味深い。
全体の街の雰囲気★昔栄えたことが、静かに今に通じている。
沖端川べり〜河口★行っていないが、たぶん水郷を実感できる場所と思われる。
地元の魚屋さん★得体の知れない魚たち、有明海の恵みに驚きの連続。とても食べようとは思わないけど・・・。


7★あなたは、柳川の町が今後どうあってほしいですか
●(一端にふれただけなので何とも言えないが、)スポットだけでなく、市民も観光客も線的・面的に歩いて楽しい町になればよい。(少なくとも我々の船ではあまり説明がなかったように思うが)市民運動によって汚い堀割がよみがえり観光舟まで出るようになった経緯をもっと伝えれば、各地から来た人もわが町づくりを考える契機になってよいのではないか。(IT)
●堀をもっときれいに、石垣を磨き上げればさらにいい。多すぎない観光客でゆったりできることがいいので、大型バスでどんどん乗り入れる方式は程度を考えて欲しい。西鉄からのお客の回遊性(例えば帰りの推奨散策ルートの設定)、市街地の雁木も面白い組み合わせれば、売り上げの広がりにもつながる。歩道の舗装やペイントはベンガラでなく濃い緑色(東京都の事例)でもヤナギと合うような気がする。
(MT)
●岸から掘割を眺めるのにちょうど良い場所が案外少ないので、そのような場所を要所要所に設けると、新たな楽しみ方が増えるのではないか。(MM)
●いたずらに観光地化(=俗化)することはないが、整備が中途半端。最低限、掘割からの美観を保っていくための規制は必要かもしれない。(SH)
●掘割の周りをもっと丁寧に整備していくと非常に素晴らしい空間になると思うが、これ以上観光客が来ると街が荒れることも予想される。観光と住みやすさとがうまく両立できる街になるといい。(TK)
●単に水景を保存して観光に生かすだけでなく、住んでいる人が日常的に水(掘割)とかかわっているような町になれば、すばらしいのだが・・・。(RO)
●今の静けさを保ちつつ、良さ、美しさをより見出し、続けてほしい。(KO)
●今までと同じように、のどかな風景を広げてほしい。(SO)
●このままでいいと思う。(MO)
●(皆さんとはご一緒できなかったのですが、以前行った時のことを思い出して)「柳川掘割物語」是非見てみたいです。できれはうちの資料室に置きたい気持ちです。掘り割りの水質をきれいに保ち、いつまでもウナギのおいしい、しかも有明海の恵みを感じられる小都市であってほしい。(MY)



■今回の企画全体(2日間)についての意見、感想など------------------------------------
●1日目は、マイカーでのアクセスを想定した郊外型ショッピングセンターを、公共交通機関だけで1日に5つも巡り、その合間に大竹家でバースデイパーティまでやってしまうという、驚きの企画でした。2日目の柳川も良かったのですが、個人的には帰路は歩いて駅まで行った方が良かったと思います。 (栗原 徹)
●両日の企画の違いが極端で、全体についての意見を述べるのは難しいですが、どちらも福岡の多彩な魅力がわかる企画でした。特にこれほど多くのメガストアが集中する福岡のエネルギーを強く感じました。(溝辺正浩)
●1日目は現代の華々しさ、楽しさを味わい、2日目は静かな歴史と文化が楽しめた。(大竹和子)
●今回は、あまり歩きませんでした。つかれなかったけど、いろいろ歩いてみたかったです。前から知っていた北原白秋のことが、さらによく分ってよかったです♪(大竹柊子)
●伸び伸びの準備と参加の皆さまにはご苦労様でした。一気にメガストアを回れ比較できたのが良かった。柳川も近くながら時間とってゆっくりできて良かった。(寺地 守)
●メガマート群は中心市街地・既成商店街空洞化を社会問題とみれば、問題解決に逆行し、余計な公共投資も必要となり、あんなに乱立するのは大問題だ。しかも採算が怪しいからなおさらだ。弱者(多数派?)も行ける、徒歩圏内にある安売り商店街こそ第一に確保されるべきと思う。都市爆発状態の福岡を変わった角度から見ることができ、とても有意義だった。西鉄バスをはじめ、各種公共交通機関の種類の多さと充実ぶり、利便性には目を見張った。一度は行きたかった柳川を見れたのも大変よかった。大竹家もネクサスワールドもとても興味深かった。ただ、あの高層棟だけは調和をかなり乱すと感じた。以上です。大変お世話になりました。(恒川磯雄)
●福岡はエネルギッシュで、いろんなアプローチでどっぷりと探索したい都市のひとつです。柳川の翌日は個人的に郊外へ足を伸ばし、今村カトリック教会を拝観。甘木線大堰駅から程なく1km半も先の集落に天主堂の双塔がくっきりと聳えたつという我が国では得がたい景色に、降りしきる雨を物ともせずに突き進んだのでした。(平井志都葉)
●マリノアシティ福岡で九州のムラ市場が閉まって入れなく残念でしたが、また行きます。他に今回、印象に残ったのは大竹宅です。機能的で、納戸スペースがあって、採光が取り入れられ、トイレが2つあるのに感心しました。山崎さんの誕生日を皆でお祝いできて良かったです、大竹さんの心遣いに感謝します。(増田千晶)
●大竹さんのすてきおうちで、誕生祝いまでしてくださって、本当にありがとうございました! いつまでも忘れられない1日になりました。今度のおうちは落ち着いた感じがしました。スティーブンホール棟の頃の柾也くんの好きだった眺めは、すっかり変わっていましたね。(山崎三枝)
●楽しかった。(大竹柾也)

ダイヤモンドシティ・ルクル(内部吹抜け)

 

バリューセンター・トリアス久山(場内道路)

 

イオン香椎浜ショッピングセンター(前面公園)

 

ショッパーズモール・マリナタウン(内部回廊)

 

マリノアシティ福岡ピアウォーク(海岸棟)

 

水郷柳川/掘割(クリーク)からの風景

 

水郷柳川/沖端地区の旧家のまちなみ

 

水郷柳川/北原白秋生家(商家内部)

 

 



■コーディネイターより
●今回は、以前からあたためていた企画をようやく実現できました。商業シーンは、2000年にオープンした施設が多く、少々機を逸したかと思いましたが、昨秋から今夏にかけて第二波が来て好機到来となりました。当日朝、東京から来た人には5箇所も巡るのは大変だったかと思いますが、バス・電車の乗継が絶妙で、救われましたね。柳川は、私が地方小都市の魅力を実感できる契機となった町の一つです。全く他の都市と違った光景に、皆さん何を感じられたでしょうか。
さて、10月の岐阜企画(郡上八幡+美濃+高山+飛騨古川)も、地方小都市の魅力を探るべく、全力で企画しますので、ぜひ一緒に歩きましょう!(大竹 亮)


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