まちづくり企画39■岩槻企画2006.3の記録


teku-tekuまちづくり企画39


テーマ●「人形のまち岩槻の文化資産と景観探索」


日 時●平成18年3月25日(土)午後1時30分〜午後5時


企画趣旨●
★岩槻は、昨年4月にさいたま市と合併し、岩槻区として街の個性に磨きをかけようと模索しています。室町時代後期から江戸時代の城下町であり、日光御成街道の宿場町です。そして、全国一の生産高を誇る人形のまちです。日光東照宮の造営・修築にあたった工匠たちがその担い手になったのが起こりと伝えられています。   こうした歴史の中で育まれた、時の鐘や久伊豆神社に代表される文化資産、日光御成街道の景観形成に住民発意で取り組んでいる「市宿通り」などを見て歩き、評価することで、岩槻の今後のまちづくりの処方箋を探ろうとするものです。
コース●
★岩槻駅改札口集合(13:30)〜芳林寺〜八雲神社〜郷土資料館〜市宿通り〜遷喬館〜鈴木酒造資料館〜時の鐘〜岩槻城址公園〜久伊豆神社〜浄安寺〜岩槻区役所(意見交換)
参加者●(敬称略) 安藤文、石橋理奈、井出幸人、市川毅、大竹亮、大場明夫、勝谷尚武、栗原徹、小林正樹、桜井香織、高岡敏夫、田野裕美、原久子、堀田由紀夫、広田能成、中津原努、野中るみ子、松本幸司、溝辺正浩、矢口晴美、吉永祐一、脇野真澄、脇野陽子、渡辺賢司、名城嗣豊、小島義則
コーディネーター 古里実、粂原一元、土屋愛自



【参加者による評価】
(評価点の計算:A=5点、B=3点、C、D=1点とした平均値)
1. 岩槻駅前周辺 (ABCCCCCCCCCCCCCCCCCCDDDD)【1.25】   

写真(1)駅前周辺 写真(2)東玉人形会館

(A)再開発によって利便施設と歩行者空間、都市型住宅が整備され、ヒューマンスケールな賑わいがもたらされている。人形の展示も楽しい。
(B)パチンコ屋のデザインが気になりますが、再開発の建物はデザインが統一されていていい。
(C)画一的な街としか目に写らない
(C)広場まわりの看板や垂れ幕が見苦しい。看板等のサインの統一、整備が必要。
(C)駅前広場が整備され、交通量に比べてゆったりした印象を受けます。「東玉」が人形のまちに来たという実感がわくのですが、人形店が多い割りにそれぞれが独自にあり、「人形のまち」として魅力を引き出すことが今後の課題かなと思います。
(C)降り立ったときに、岩槻独自という感じはちょっとなかったかなと思います。振り返ったときの駅舎の小ささは不釣り合いな気がしました。
(C)駅としてのイメージが弱い アットホームなのかどうかが良くわからない感じ
(C)駅が小さいのにサティがどーんと建っているなぁという印象。パチンコ屋の奥に人形屋さんがあったりで、駅前だけでは歴史ある城下町、魅力的な人形の町ということはぴんと来ませんでした。
(C)ワッツ西館と東館の間の駐輪禁止区域に整然と並べられてあった自転車群が印象的。いっそきちんと景観を考えて駐輪場にしてしまっては?
(C)よくある地方都市の駅前、特に特徴は感じられない。
(C)駅周辺は、「人形のまち岩槻」としての顔となることから、人形のイメージを持っていただくようなものを、取り入れる必要がある。
(C)駅前は「まちの顔」のはずですが、個性が感じられず残念。
(C)駅舎やその周囲の建物と、サティ−が入っている再開発ビルとのコントラストが非常に強く、街全体が低層群の中で、ちょっと違和感がありました。
(D)駅施設自体が老朽化している。駅周辺で人形のまちを彷彿させる仕掛けが必要。
(C)あまり変わり映えしない
(C)駅前の再開発ビルは、デザインとしては悪くないが、街全体から見るとスケールアウトしている
(C)壁状の再開発ビルに魅力を感じれない。駅前に街の案内所があると良いのだか。
(C)駅前広場は地味だが、人形店の大きな看板が目立つ
(C)東武線沿線の駅前はどこも似ているので、個性がわかりにくいというか・・・もう少しはっきりした違い欲しい。
(D)特に城下町らしさを出す必要はないと思うが、歩行者空間としてのゆとりもない
(D)駅が貧弱で印象が良くない。人形と歴史をアピールできる場の設置が必要(話題になるような物)。


2. 郷土資料館(AAABBBBBBBBBBBBBBBBBCCCCD)【2.84】

写真(3)郷土資料館

(A)古いシンボリックな建物を活用して歴史をわかりやすく示している。
(A)歴史的に大事にすべき建物。
(A)表からは地味だけど、元警察署という点が気に入りました。子供の時に田舎でまだ使用していたものが展示されていて、時代を感じました。
(B)建物の雰囲気がいいです。
(B)旧岩槻警察署庁舎だったという大正の建物自体が魅力的でした。
(B)建物は非常に大事にされていてデザインもドアの金物飾りなどがバラで素敵なデザインだった
(B)建物の形が良い。ペントハウスの形もおもしろそうだが見に行けなくて残念。資料館としても、わかりやすい展示で好感が持てた。入館料無料では大変だと思うが、出来れば無料のままで頑張って欲しい。
(B)岩槻の歴史がコンパクトにまとまっている。昭和5年築の建物も好感がもてる。音声による案内もあると良いのでは。
(B)岩槻警察署旧庁舎を保存・再利用しているところが良い。
(B)歴史的な建築物を活用しており、展示内容も良く見ると面白いが、展示の仕方については、もう一工夫欲しい。
(B)中は普通でしたが、外観は立派。この手の建物の活用としては郷土資料館が無難でしょう。
(B)古い建物を利用しているのはよいが、内部が・・
(B)古い建物を利用しての施設が良い。道路拡幅にかかっているが、この建物を曳家等により残してほしい。また、入館料無料がいい。今後も、無料のままで頑張って欲しい。                                                                                       
(B)もっとPRをし、岩槻の良さをアピールしてください。
(B)展示品の内容は良いものが多いと思います。
(B)岩槻城を中心としたまちの構成などが模型と地図でよくわかります。ただ、少し狭いためにゆっくり見ようとしても、他に人がいると、せかされているのではないかいう印象を持ちそうなのがもったいないと思いました。
(B)木の廊下は好きです。スペースから考えて、展示はテーマをしぼって網羅的でなくてもいいのではと感じました。
(B)市宿通りに面して立地し、ちょっとレトロな雰囲気が市宿通りを引き立てていました。
岩槻の「まち歩き」の拠点にはもってこいの立地でしたが、岩槻の街を積極的にPRするような展示になっていなかったのが残念でした。
(B)歴史的建築物の利用しているのがよいが、あまりに目立たない。少し周りの修景等で目立たせる工夫ができないか。
(C)展示内容と建物との不一致が感じられた。
(C)岩槻と人形づくりの歴史がわかるような仕掛けがあるといいですね。
(C)入りたいと感じさせるような玄関口の外観を整えるべきと思う。人形会館への変容を望む。
(D)現在の厳しい財政状況ではコンバージョン(用途変更)は適切。バリアフリー(スロープ、段差、身障者便所)を考慮。耐震補強の検討が必要。


3.市宿通り「まちづくり規範による取り組み(AAAAAAAAAAAAABBBBBBBBBBC)【4.0】

写真(3)まちづくり規範看板 写真(4)規範による立替事例

(A)価値あるものをなくさないという住民の思いが実際に行動として具体化したところが特徴的で、人形というコンセプトと重なることで岩槻らしさを醸し出す取り組みに昇華していけばなお良いと思います。
(A)地元の人たちの発意で、自らまちづくりの規範をつくり、それを実践していることは、非常に素晴らしい。
(A)補助金なしで立派に建て替えているのに感嘆しました。
(A)街路拡幅を契機にこうした規範を作ったのはすばらしい。統一性よりも個々の建物の工夫があって心が和む。まだまだ手の入っていない建物が多く、これからに期待。
(A)住民発意のまちづくりに心から敬意を表します。歩道や街路灯など道路整備で行政がどう協力できるのか、今後のまちづくりに期待しています。
(A)建物保存をはじめ、街並の景観を大切にしようとしていることは評価できる。また、セットバックによって通りに空間の落ち着きがある。交通量が多いので、今後、歩道が広くなれば歩きやすくなる。
(A)町の方達の努力が見えて、とてもよい(A)補助金等の優遇が期待されるのでは?
と思います。今後が楽しみです。
(A)市民側の取り組みは素晴らしい。ただし、街並みが整うまでは相当時間がかかるので、建替えた部分から公共部分もそれらしい整備をしていくような行政の取り組みが求められる。
(A)行政主導ではないこのような取り組みに賛同します。
(A)市民発意の街づくり。行政で支援策を創り、他の地区に繋げていく。
(A)評価すべき頑張りである。行政の補助金等で支援できなければ条例等何等かの手伝いをすべきである。
(B)景観に対する住民の方の地道な努力が感じられる通り。
(B)ところどころに瓦葺きの素敵な店がありますが、全体としては統一感がないのと、お店も入ると親切ですが、入りやすい感じはないです。
(B)全体的な町としては歴史的なものを残そうとしているのだろうが真似するのが難しいのかつながっている気がしない。
(B)以前に見たときよりも善戦している。少しづつ魅力付けしている。まちかど雛めぐりのような、後退したオープンスペースの活用も重要。
(B)地元主導のまちづくりとして好ましい。蔵など古い建物がもう少し残されている時にはじめていれば…。
(B)植栽(ポケットパーク)などの活気がなくさびしい。緑があると歩いてやすらぎます。
(B)取り組み自体はがんばっていると感じます。ただ、その沿道の店先が閉鎖的で、来外者には敷居が高いです。だれターゲットにして整備を進めているのでしょうか?
(B)沿線住民自ら取り組んでいることがとてもすばらしい。今後、道路拡幅が開始となった時点で、この取り組みが一気に進むと思われますが、道路拡幅完了後も規範による取り組みを続けてほしい。
(B)一部の積極的な市民だけでなく、全員が共通の高い意識がもてることを期待する。どこまでを良しとするかという規範のボーダーの判断が難しいと、建築中の住宅を見て思った。
(B)昭和54年から始まった道路拡幅とショッピングモール事業で拡幅されたのでしょう。そのときに宿場の景観を構成していた建築物群が失われたのかもしれません。現在行われている市宿通りまちづくり規範に期待します。
(C)道路を拡幅して全体が散漫になり、失敗した例がある。商店だけでなく空店舗利用による老人サロン、ポケットパーク、オープンカフェ等市民の人々がわくわくするような空間を創ってほしい。ストリートファニチャー(ベンチ、花壇、ゴミ箱等)は木製を使用してあたたかく感じた。


4. 遷喬館(AAAAABBBBBBBBBBBCCCCCCC)【2.82】

写真(5)遷喬館 写真(6)内部(市HPより)

(A)かつての藩校の記憶を現地で目に見える形で保存してあるのがいい。建物も美しい。
(A)とても綺麗な建物でした。内部をじっくり見たかった。維持が大変でしょうが、今に生かした使い勝手を望みます。
(A)施設そのものとしては言うことなし。前の空地の利用、前面道路の歴史的街路としての修景等が課題か。
(A)展示するだけでなく、かつての藩校のような活用はできないでしょうか?
(A)内部を見学できず残念、今度完成したら又伺ってみたいと思います。
(B)5月からの見学オープンが待たれる。街見て歩きの拠点として活用が期待される。
(B)中は見られなかったが、この建物も含めて周辺にいろいろな魅力資源があるので、うまく街づくりに活用させて欲しい。
(B)内部を見学できなかったのが残念。
(B)厚い茅葺きが迫力で見惚れました。中が見られたら、Aだったと思う。
(B)藁葺屋根で立面がとてもよい。
(B)外観だけですが残していこうという心意気が伝わります。5月以降、どう活用していくか期待しています。
(B)大事にしている感じが伝わる。
(B)住宅街の瓦葺屋根。覗いてみたくなります。
(B)見られなくて残念です。
(C)茅葺き屋根が印象的でした。
(C)中に入れなかったので残念。PRや公開の仕方をどうするかをしっかりする必要がある。一般の観光客には分かりづらいと思う。
(C)単体のため、周辺の武家屋敷を含めた全体のボトムアップが望まれる。
(C)工事中のため残念。
(C)改築中により入れなかったので残念。PR不足により一般の観光客には分かりづらい。また、前面の駐輪場や周辺の整備必要。


5.鈴木酒造資料館(AAAAAAAABBBBBBBBBBCCCC)【3.36】

写真(7)鈴木酒造外観 写真(8)2階展示室の状況

(A)ラフなホスピタリティがうれしい。2階は広いスペースに道具が陳列されていて、作業場も上から見えてよい。
(A)おばあちゃんのもてなしが良い。工場の上を活用した展示スペースがうまい。そこから工場の様子が覗けるのも良い。今度仕込みの時期にも是非行ってみたい。樽のふたや酒の箱を利用した展示台が印象的。
(A)豪壮な建物、2階の展示品の数々、美酒の試飲・・・思わず買ってしまった。
(A)駅から少し離れますが、ここまでくる価値は大。造り酒屋があるのは岩槻にとって大きな魅力です。ここがツアーの終着点だったら多くの人がお酒を購入したと思います。
(A)さいたまの銘酒であると思います。
(A)2階の展示は良かったのですが、酒蔵として、酒づくりから見た岩槻の歴史をもう少し紹介しても良かったように感じました。
(A)個人の努力でここまでやっていることは素晴らしい。特に言うことなし。上と同様、街路の修景がされるとより様になるのではないか。
(A)個人で蔵づくりの内部を見られて良かった。もっともっと市民にアピール。
(B)ご馳走様でした。梁の見学コース良かったです。
(B)酒造場の大きな屋根と煙突はランドマークとなっており、中も見られるようになっているのは非常にいい。
(B)2階の資料館が素晴らしい。豪壮な小屋組みや1階の作業場が見おろせるところも良い。
(B)大屋根の瓦の景観とファサードのミニ展示が印象的でした。
(B)店先からでは創造できない奥行きの深さに、岩槻の旧来の街を感じました。
(B)地元の主導の取り組みとしては好ましい。女性のソムリエでもいればなお良い。
(B)麹の匂いがこもった資料館にも雛人形が飾ってあったことが印象的。
(B)2階のギャラリーが古い屋根裏を利用しているところがとてもよい。観光資源の一部になると考える。
(B)おいしいお酒の試飲と酒造りの展示物。上の展示場から、酒造りの実演が見られるといいのですが。展示場の梁の構成が見ることができるのは有難いです。
(C)2階のギャラリーを店の方が説明していただくともっと楽しかったと思う。
(C)もう少し商売気があってもよいです。
(C)もともとの建物をうまくつかった資料館で、地域の雛飾りにも参加されて積極的な取り組み姿勢は評価できますが、展示資料がどのように使う道具かなどよくわかりませんでした。


6.時の鐘(AAAABBBBBBBBBBCCCCCCCCD)【2.56】

写真(9)時の鐘

(A)城下町の辻の近くに残る貴重な遺構。青空を背景に紅梅が美しい。
(A)鐘の音が聞きたかった。
(A)鐘の音を聞いてみたかった。例えば、郷土資料館で録音した鐘の音を流すとかできたらいいと思います。また、朝6時に鳴らす鐘の音が何処まで聞こえるか?のイベントを実施するなど、岩槻の「時の鐘」の音を資源に、まちづくりでの一体感を強めてはどうですか。
(A)まちの記憶として貴重な建造物。鐘の音が聞きたかったです。
(B)ちょうど桜が咲いていたので、高得点。
(B)時が止まっているような静けさがある。
(B)丁寧な仕事で残っている。
(B)川越だけでなく「時の鐘」はあちこちにあることを知りました。
(B)難しい大工仕事を避けた感じの建物で、少し不満が残りました。
(B)時の鐘と大きなイチョウの木はなかなかいいが、隣家が近すぎるのが、ちょっと興ざめ。
(B)時の鐘というと川越のものを連想します。それに比べるとずんぐりしているというのが第一印象でした。袴腰の鼓楼の上層部分を柱だけにしたものですね。鐘を撞いていた人の家の桜が時の鐘を引き立てていました。
(B)もっとPRすべき
(C)周囲の新しい住宅の中に取り残されている感じで、せっかくの史跡が浮いている感じもありました。
(C)それぞれの時代における、この鐘の役割(例えば、この鐘を合図に登城や下城していたとか…)が分かる掲示があると往時の生活が思い描けて楽しい。あそこが城門前の広場だった?とするとそのような空間整備が行われても良いのでは。
(C)いい風情ですが・・・・
(C)立派な鐘とやぐらに対して、周囲がとても殺風景なのに驚きました。でも、そばにあるイチョウやウメ等が往時の面影を偲ばせている感じがします。
(C)「時の鐘」自体は良いが、観光スポットとして周辺整備行われると、もっと良い。PR不足により一般の観光客には分かりづらい。
(C)時の鐘単独だと非常に味気ない印象です。
(C)川越の時の鐘よりずんぐりしているが、城跡を記すシンボル。すぐとなりにアパートがせまっているのが残念。
(C)休日は再現したらどうか。
(D)立派な鐘なのに、目立たない位置にあるため埋もれてしまっている。


7.岩槻城址公園(AAAAAAAAAAAAABBBBBBBBBCC)【3.91】

写真(10)城址公園 写真(11)城址公園(八つ橋)

(A)風土の感じも残っていて更に人々のたのしい憩いの場としているのが良くわかる。
(A)広くて明るくて、住民の方たちに十分に利用されている。うらやましく思います。
(A)城跡はないが、八つ橋が印象的な風情のある公園である。市民もたくさん集まって好ましい。
(A)市民生活のなかにしっかりと根付いているように感じました。
(A)白鶴城と呼ばれていたと資料でみて、さぞかし美しいお城だったんだろうなぁ、見てみたかったと思います。区民の憩いの場として、とても素敵な場所だと思いました。
(A)遊技施設、池、芝生ありとピクニックするのにとても気持ちのよい公園。お散歩するだけでも気持ちがよい。
(A)わんぱく広場で娘と遊び満足、黒門が見られずに残念。
(A)広々としたいい感じの公園。城址だった時のイメージがわかるような工夫がされていると、もっと良いのでは。
(A)岩槻城が再築されるとさらによいと思います。
(A)いろいろな空間があり、暖かくなってきて気候も良くなって、家族連れ、老夫婦、友人どおし、市民が思い思いに楽しんでいるという印象を受けました。市民に愛されている公園が一番です。
(A)多くの市民の方が憩われていた。市主催で楽しいイベントを企画してもらいたい。
(A)市民にとってとても利用しやすい公園であり、今後もその努力が必要。
(A)城の跡として、黒門が有りましたが、城郭跡を回る公園内の散策コ−スはあるのですか。「歩いて探る岩槻城」など、仕掛けてみてはどうですか。
(B)とてものびのびする公園でした。池の水が綺麗になるともっといい。
(B)天気がよく暖かい日のためか、市民が多く、楽しそうに余暇を楽しんでいた。「城址公園」という名前だが、城址をイメージしたものがない。(城址のインパクトがないところが残念)
(B)大勢の家族連れの人が休日の午後を日常的に楽しく過ごしている様子でよかった。いままで町で人とすれ違うことが少なかったが、ここは賑わっていたので、安心した。
(B)空堀が残り遊歩道になっており、斜面緑地沿いのお城の池だったところが広々とした原っぱになっていて、周辺の低層住宅地ともまっちして良い。城跡の面影がもう少し欲しい。
(B)市の中心に広い公園があり、多くに市民に利用されている。桜も見事だろう。ただ、沼を埋めたり、城址の痕跡が失われているのが残念
(B)地域の公園として十分機能していると感じました。城址公園と称していますが、城跡と思ってきたら何もなくて拍子抜けしそうです。
(B)市民の憩いの場としては申し分ないが、もっと往時の城の空間を感じられるような工夫が出来るといいか。(趣味的すぎるかなあ)
(C)市民が楽しそうに集っており結果的には有効な公園だが、城址公園というには、面影が薄い。


8.久伊豆神社(AAAAAAAAAABBBBBBBBBBBCCC)【3.58】

写真(12)集合写真(久伊豆神社)

(A)市街地の中にある鎮守の杜としてこのまま残して欲しい神社である。
(A)踏切に続く一直線の参道が美しい。境内も清々しい。
(A)境内も整った感じで、良かった。入口部分をもうすこし手入れしたいところ。
(A)神社までの参道のたたずまいがいい。非常に町においても意味深い神社だと思う踏み切りのクルマが恐いけど。
(A)巨木に囲まれた立派な神社。
(A)細く長い参道が素敵。1400年もの歴史を感じさせる、神社の原型のような空間にしばしひたれてよかったです。
(A)雰囲気のよい神社です。このままでいてほしい。
(A)参道の舗装を自然石か砂利にすることはできないのでしょうか?
(A)趣のある神社で感激しました
(A)鳥居をくぐってからのアプローチがとてもよい。
(B)参道の樹木空間が素晴らしい。
(B)参道が木陰となっており、落ち着きのある静けさを感じたところが良い。しかし、参道近隣の住宅が見えるところが残念。
(B)長い参道の奥にひっそり建ち、城の南を守る聖地という印象です。
(B)周辺開発がなされないよう努力してほしい。
(B)大木が連なる参道が神社の格を表していると思いました。
(B)長〜い参道を通って神社に至るアプローチの雰囲気はなかなか良いが、ここも隣家との距離がもう少し欲しい。
(B)参道の緑が素晴らしいが、もう少し緑に厚みがあるともっと良いのにと思う。
(C)参道の見通しが美しい。惜しむらくはすぐ側まで住宅地が押し寄せているところ。せめて1宅地分くらいは社叢が残っていて欲しかった。
(C)岩槻の守り神だからもっと目立っていいのだが、鉄道で分断されてしまったのが残念。参道の入口周りにも小さな広場等の空間的ゆとりがあるといいなあ。参道の舗装にもひと工夫がほしいか。
(C)いかにも神社らしい荘厳な空間ですが、単独でそこにあるという感じがしました。地域の歴史性との関係があまり印象に残りませんでした。


9.岩槻全体の印象は(総合評価)
(AAABBBBBBBBBCCCCCCCCCCC)【2.30】
(A)町の財産として十分な物があるように感じました。これらをどのように生かしていくか、これからの課題のように思います。
(A)人形のまちのイメージしかありませんでしたが、時の鐘、造り酒屋ありと、とても魅力的なところでした。
(A)じっくりと岩槻の街を歩いて、見るものも多く人形だけではなく歴史深いまちであることがよく分かりました。街に高いマンションが少なく、空が広い街であることが大きな財産であると思います。
(B)城や堀が市街地に埋没してしまっているためか、それとも新しい建物が多く混在してしまったためか、特徴的な資産が散漫に散在している印象を受けた。もっと人形のまちというイメージを受けるかと思ったが、店の看板で意識する程度だった。
(B)初めて訪れた。観光地化していないのは、魅力がないからではない。点在した名所をゆっくり一日歩いて楽しめる規模というのは良いと思う。まさに、街歩きに適したまち。
(B)コンパクトで住みやすそうなまちだと思いました。
(B)要素は様々あるが散漫なイメージで全体的にばらついた印象だった。また自分のイメージとは違う感じだった。“人形の町”という事は知っていたが 町全体の産業として作っているところや販売が全域に有ると思っていたのでちょっと違っていた。また、城があったと知らず更にその城が 面白いつくりだったことを地図で見ると逆に其方の風景を見てみたいと思った。
(B)岩槻城跡、宿場町、武州鉄道跡、そして今も息づく人形産業など、まちづくりの資源がたくさんあるが、まだ活かしきっていない。市宿通りの取り組みが広がることに期待する。
(B)駅前の再開発、伝統産業の人形、市宿通りや武家屋敷の街並み、緑の城址公園、神社や酒蔵、洋風建築の活用・・・すばらしい素材がたくさんある街。ただし、まだまだ磨く余地があるし、全体としての街のアイデンティティづくりが課題。
(B)個々の素材はいいものが多いと思いますが、全体の印象としてはインパクトに欠ける感じがしました。このままだとまちが衰退してしまうのではないか心配です。
(B)多くの歴史・文化的資源があり、さいたま市の都市的魅力を高めるためにきわめて重要。旧岩槻市民が受け継いできた資産を、政令指定都市・さいたま市として責任をもって受け継ぎ、価値を高めていかなければならないと感じた。
(B)観光客に媚びていず、それでいて客あしらいは丁寧。観光客を呼ぶためのまちづくりではなく、市民に愛されるまちづくりが進められているように思います。市宿通りまちづくり規範、武家地に設けられた通りの表示、どのような「まち」にしていくのか、市民が決め行政参加が始まった。という印象です。
(B)住宅都市として静かで落ち着きが感じられるまちである。3階建てが少なく空が広く見える。ただ、歴史と人形という資産をもっと活かせれば良いと思う。
(C)こんなに歴史のある町とは知りませんでした。高い建物がなくて空が広いのも魅力的。お城や武家屋敷の面影はほとんどないですが、岩槻城址公園ような大きい公園があるのも城下町だからこそですよね。観光か住む人にとって心地のいい町かどちらかを追求したほうがよいのかもしれません。二次会の帰りに覗いた靖月人形(たぶん)のショーウィンドウの人形のお顔が素晴らしく、もっと他の人形も見たい!と思いました。
(C)まちづくり規範は、とてもすばらしいと思います。しかし、町全体としての魅力は、今のところ特に感じません。でも素敵な素材があるし、街づくり規範もあるので、今後が楽しみです。
(C)街中に見られる看板や、雛飾りの取り組みなどで、人形のまちということは実感しましたが、歴史性が感じられる町にはなりきれていない点がもったいないと思いました。
(C)歴史あり、伝統産業ありで、一言でいえば普通の大宮以北の町かなと思います。人形産業が盛んと前々から聞いていたので、もっと人形だらけだと思っていたので、少々物足りない感じがしました。歴史も産業も地元の人にとっては当たり前のことなので、特にPRなどしていないのかなぁと、駅前で考えました。これをもったいないと思うか、それでいいと思うのか・・・。
(C)魅力的な資源はいろいろとあるが、それらがうまく連携できておらず、また空地や駐車場が多いこともあって、街全体としてはイメージが希薄になってしまっている。
(C)名所は多いと思う。人形のまちと城下町をイメージして来られた来訪者にとっては、ミヤビなイメージが少ないためすこし拍子抜けしてしまうかもしれない。
(C)城をはじめ、堀や沼がなくなってしまったことがとても残念である。“人形のまち”“城下町”“宿場町”というイメージをもっと生かしたまちづくりが必要。特徴的な歴史・文化資産が散在しているが、来訪者にわかりやすいサインの設置やパンフレット等を作成し、PRする必要があると考える。
(C)人形、城址、神社、寺等文化遺産はあるが、十分に活かされていない。また、まち全体の活気がもう一歩という気がする。
(C)回遊性のある散歩道を点ではなく面で結ぶことを考えれば・・・

写真(13)意見交換風景その1 写真(14)意見交換風景その2

■ 岩槻のまちづくりを進める上で、何を大切にしていけば良いと思いますか?
○ 駅から市宿通り周辺だけで、もう少しネットワークをはっきりさせた方がいいと思います。沼に囲まれた城を中心とする城下町で、元荒川にも近接しているのだから、もっと水を活かすことを考えられるのではないでしょうか。
○ 歴史と産業のつながり、町の起こりを大切にして確認しながら人形目当てにきた人を歴史的な部分につなげたり新しい町とのつなげ方を考えたほうがいいと思う。せっかくなのでお雛様を見せてくださる方もいらっしゃるのではじめてくる人と交流のきっかけになるといい。あまり安心できない道だが。
○ ものづくりの技術・まちの歴史に誇りをもつ人を如何にまちの魅力につなげていくかがキーではないでしょうか。
○ やっぱり人形の町という、他の町にはない特徴をもっとアピールしていくことでしょうか。二次会で出た、代々伝わる雛人形の蔵出し巡りはぜひ実現させてほしいです。
○ 城を中心とし、堀によって制約を受けて形成された都市にもかかわらず、城も堀も市街地に埋没してしまっているために都市構造が散漫になっている。もう一度、拠点・軸の意味合いを明確にして再構築することが必要だと考える。その際、城下町の町割りは最重要に考えて欲しい。
○ 古くからの町並み、建造物や空間。ぜひ、大切にして欲しいです
○ 人口が減少している岩槻区にとって、「歴史資源」「文化資源」「人形」「城下町」「宿場町」「社寺」といった資産を最大限に活用し、交流人口の多い「観光都市」を目指すべきと考える。
○ 人形づくりと歴史文化財を活用すべきと思う。
○ 歴史と伝統文化があり、環境も良く、個々の要素はすばらしいと思う。観光地を目指すのではなく、住んでいる人たちが街を愛し、誇りに思い、素材に磨きをかけていくことが大切。例えば、早めに行って中心街で食べた昼食の限定「お雛弁当」は、かわいいおひな様(食べられる!)が並んでいたのがうれしかった。
○「人形の町」としての位置づけ。「町名の本丸が元は城郭を形作る沼・堀であったこと。」 将来は沼の復元? 「重要施設の連携」
○ 地元の人たちの「まちづくりに対する意識」が最も重要であり、そのためには、市宿通りのような地元の人たちの発意を育てていくことが大事だと思う。
○ 歴史資源、人形産業はもちろんのこと、高層マンションが建っていない住環境を活かしたまちづくりを進めて欲しい。
○ 市宿の景観づくりが補助金なしでここまで続いているので、途切れないよう公的な援助が必要だと思います
○ 全国一の生産高「人形」という産業がある町なので、それを生かすのが一番だと思う。駅構内にも、酒造資料館にも、土産に買った和菓子屋にも雛人形が飾ってあったことが印象的。人形を売る町という形ではなく人形を介してもてなす、ということもできると思う。
○ 「広い青空が広がる」まちを売りに、さいたま市の奥座敷となるような、落ち着きのある趣深いまちづくりをコンセプトに土地利用を図ってもらいたい。鎌倉をイメージに、ビルではなく低層の家並みでまちづくりを進めるのはいかがですか。
○ まだまだ残っている城下町というしっとりとした佇まいや印象は、これまでの岩槻によって培われてきたものなので、無理のない範囲で持ち続けて欲しい。特に城を中心に多くの寺社とその鎮守の森に守られているということ、そして城下町に似つかわしい樹木や花木が街中に残っていること、これが背筋の伸びるような雰囲気を醸し出していると思います。休憩できる場所がほとんどなかったような気がします。ベンチやカフェ(茶屋)など、腰を下ろして岩槻を感じられる所が、もっと街中にあるといいですね。
○ 城下町としての構造を大切に。
○ まとまりやコア、軸線といった中心になるもの。
○ 中心部の建築物の高さが3〜4階程度以下で統一されているので、なんとも言えないゆったりした気分がある。浦和や大宮の中山道周辺のような混乱状態にさせないように予め手が打てないか。
○ どのような「まち」にしていくのか、それぞれの地区ごとに、市民が話し合って決め、それを行政が支援していくという、まちづくりへの行政参加を進めることができれば市民の満足度の高いまちになると思います。市宿通りまちづくり規範でそれが始まっています。武家地の通り名が表示されていますが、それをどのようにしていくのか、通りごとにアイディアを出していくと特色がある家並みが形成されるのではないでしょうか。
○ まちづくりをするには100年かかるといわれている。一過性ではなく地道に粘り強く進めてもらいたい。また、まちづくりには若者・バカ者(自分の余暇時間をすべてまちづくりに使ってしまう人と私は解釈している)・よそ者でつくるといわれている。行政や建築関係者だけでなく市民をまじえて何回も議論し、検討し、決定していくべきだ。
○ 古いものを残す。どんな街にするのか市民に判るように。市民が協力できるように。
○ 人形と歴史をどう生かすかだと思う。


■ 岩槻の歴史・文化を活かすための施策についてご提案ください
○ 住民が歴史を感じられるまちを目指すのか、区外の人を積極的に呼び込むのかで取り組みはかわってくると思います。今は住民のまちという感じが強く、地道な取り組みが目立っていたと思いますが、区外の人を呼び込むにはさらなる行政のバックアップも欠かせないと思います。
○ それぞれがバラけた印象が強いので繋がり意味合いをきちんと理解できたらかなり楽しいと思う
○ 岩槻人形ファンクラブ会(人形づくりセットを販売し、年1度その作品のコンペ、人形サミットなどを企画等。)を設け全国から、この地区の支援隊を増やしていくような方策はいかがでしょうか。
○ もっと女性誌や付近の駅への露出をふやしていかれたらいかがでしょうか。
○ 市宿通りのように、それぞれの小路なりごとに自主的な「まちづくり規範」のようなものを持ち、それぞれの地区の歴史を大切にした街並み形成が行われることを期待する。そのためには、市の後押しも必要。
○ 歴史・文化を活かすためには、来訪者を受け入れる「観光都市」としての体制づくりが必要である。観光資源となる箇所をピックアップし、各々の資源特性にあった周辺整備を進め、PRすることが必要であると考える。市宿通りのように、小路ごとに自主的な「まちづくり規範」でき、それぞれの地区特性を活かした、街並み形成ができればよいと期待します。
○ 小路の名前が至る所で見られましたが、城下町を強調した取組を進めてください。例えば、鎧や甲等は残っている旧家が有れば、雛めぐりに合わせ公開するとか、大きく古い家屋が空き家になっていましたが、市が借り上げ、市民やNPOに管理を任せ、そのまま人形や歴史の展示をするとか、新たに作らず、既存のものを残し活用するもの面白いと思いますがどうですか。 
○ 単体としての歴史的資源をつなぎ、城下町としての構造を思い出させるようなネットワークを整備。例えば、名前の残っている「小路」等を一般の新たに出来た街路と区別するような特別な舗装をする。上記第2項に対応した高さ制限の導入。
○ 地区ごとのアイディアを出すときには、観光ボランティアの歴史の知恵を活かしていくといいのではないでしょうか。
○ 市の企画・運営でマイクロバス(低床式)による市民を対象とした歴史・文化に関するツアーを考えてはどうか。寺による精進料理や座禅等を企画してもよい。
○ その気になってやってください。
○ 人形のまちと城下町をイメージできる、先導的なスポットや仕掛けが必要と思う。例えば、遷喬館の通りの武家屋敷風情の復活、路地裏の御茶屋さんなどの創設など、メインストリート以外で観光対応の散策スポットの整備
○ 中心街に歴史・文化資源が集積し、今に続いているのを活かし、歩いて楽しく、居住者も外来者もともに魅力を感じるようなまちづくりを目指すべき。そのためには、魅力的な資源を掘り起こし、磨きをかける市民主導の活動が何より大切であり、行政はこうした市民活動を支援すべき。また、都市、観光、産業、教育など各部局の連携が必須であり、さらに、中心街の歩いていける範囲に整備を集中する努力を。
○ 「岩槻城および城下町の復元」というのは、突飛でしょうか?広大な沼で囲まれたお城というのは、他に類を見ないのではないでしょうか。復元すれば、観光資源として大変貴重な物になるように思います。 今後の人口減少を鑑みて、都市と城址のありかたを模索してみるのも一興かと思います。
○ 歴史や文化といったものを、特別扱いするのではなく、岩槻の歴史が今の街にどう反映されているのか、文化が岩槻の生活にどう関わっているのかといったことについて、市民と一緒に考えていくことが、歴史や文化をまちづくりに活かすことに繋がると思う。
○ 日光御成り道が岩槻街道と呼ばれていたとのこと。今回のまちかど雛めぐりのような企画を、日光御成り道の各宿場まちで連携して行うよう呼びかけてみては。まち歩きマップには、現在の市街地と旧城下の町割りを重ねた地図を作って販売してはどうか。
○ おひな様は女性にとっていくつになっても心動かされるものですので、「おひな様」がキーワードになるのではないかと思います。
○ 岩槻城址公園の知名度を上げる。花見好きの日本人の心を捉えるべく桜の名所としてアピールする。その後、人形や各名所めぐりに派生させていく
○ 時の鐘を持つ町の全国規模での中心になって下さい。
○ 川越市の蔵づくりのような自主的団体を作らせ、地域や行政の応援を積極的におこなう。


■ 市は(仮)人形会館を建設する予定ですが、賑いのある施設にするためのアイデアをご提案下さい
○ 岩槻の歴史、地理を人形で紹介するスペースの設置や、ホットな話題、例えばスケートの金メダルや野球の世界一を人形で表現して特設展示的に紹介してはいかがでしょうか。
○ 産業としてのながれ起こり歴史とのつながり、体験コーナー、とさらに布の組み合わせの歴史デザインなんかも見たい。オリジナル製作ができるとお客さんが喜ぶのでは??
○ 谷中に笑吉人形工房という指人形工房があります。この工房では指人形ショーを人があつまれば見せてくれます(費用は心遣い)。笑いのあるショートショートの人形劇です。またこの工房では顔のスケッチを持っていくとその通りに作ってくれます。外国や女性に人気のある工房です。こうしたライブ的な要素も取り入れると面白くなるのでは。
○ 人形作りに興味のある人のためのワークショップとか、親子で参加できるイベントやプログラムを作る。人形だけでなく、家具や花などまわりの小物などにもこだわりを見せる。
○ 場所ありきで作るのではなく、岩槻のまちの中で有るべき場所に人形づくり産業の核となるような施設を作って欲しい。
○ 正直、人形会館だけだと、一度訪れれば、二度目は行きたいと思わないかもしれません。魅力のある喫茶店や食事処、企画展示、など、何か他の要素があるといいと思います。
○ 人形会館建設を単なるハコモノ建設ではなく、「人形」という地域資源を題材にした観光産業の振興、市民の文化意識の助成を図る機会とし、住民によるまちづくりの推進へと繋げていくことが、今後の公共施設整備の有効な方法論と考える。公共施設の適正配置のあり方や地域特性を生かした施設構成のイメージ、更には、市民参加による文化事業の展開を視野に入れたプロジェクトの形成を図ることで、観光まちづくりを視野に入れたハコモノ建設の具体的なプロデュース方法論構築を目論むものである。
○ 人形を売る産業振興の視点だけではなく、岩槻を知ること、人形を知ること、日本を知ることをテ−マに、岩槻の人形に日本の文化を乗せ、世界のブランドとなるような視点で取り組んでもらいたい。
○ 人形を見るだけでなく、楽しめる要素があってもよいと思う。人形づくり体験や衣装を貸し出すジャンボ雛壇の常設とか。また、人形は高価なので、低廉な和のお土産がかえるような売店も欲しい。
○ 観光施設ではなく、学習施設にしてもらいたい。人形という日本の伝統文化、ひな祭りや端午の節句の起源と歩み、季節折々の人形、各地の人形など、広い視点で「日本の人形文化のメッカ」を目指したらどうか。少子化時代であり、市民のための人形講座、小中学校での制作実習など、将来の裾野を広げる実践活動もぜひ。
○ 木質構造技術が大変進んでいます。ぜひ、木造で造られることをお進めします。繊細でダイナミックな木造空間を現出すること自体が多くの人の耳目を集めると思います。市民の参加が大事であると思います。また、是非コンペの実施を期待しています。
○ まず、賑わいのある施設がなぜ必要なのか、について考えるべきであり、本当に賑わいを求めるのであれば、単に施設を作るのではなく、街全体として、訪れる人々が満足できるようなストーリーと、それを活かすための装置をしつらえていくことが必要だと思う。
○ 場所は中心市街地の中に、人形の歴史が学べるだけでなく体験型の施設であって欲しい。さらに、ボランティアガイドのたまり場となり、街見て歩きコースの核となることを期待しています。
○ 駅から市宿通りを通って鈴木酒造までのコースで観光的には十分アピールできると思いますので、このコースの近くに人形会館があればよいのでは。また、おひな様は人形だけでなくお道具も楽しいので、ぜひ一緒に展示してください。
○ 最近では、中高年や外国人がインテリアとして(雛)人形を買い、通年で家に飾るケースもあるらしいので、ターゲットにする。(娘の雛人形を選ぶ際、岩槻に足を運ぶか迷ったが、結局、初誕生前の乳児を連れて訪ねるには遠く、百貨店と浅草橋周辺を廻り買い求めた経緯がある。乳幼児連れで都内から岩槻は遠い)
○ 人形単品だけではなく、人形に付随する様々なものも紹介・販売して欲しい。芯になる木材、塗料、布地、小道具、料理や酒などなど、多くの関連産業があってできるものなので。岩槻の人形とは、いわゆる雛人形なのでしょうか?その辺からわからないので教えて欲しい。
○ 人形教室、人形劇(日本・西洋を問わず)など人形に関するテーマイベント。
○ どこに建てるのかも知らないのでイメージが湧かないが。
○ 東玉人形博物館、東久人形歴史館がありますが、それぞれが独立しています。それぞれの人形店が製作する人形の特色・違いがわかるような展示をしていただけると有難いです。それぞれの店では、ショーウィンドウで店の自信作を飾り、大いに自慢したわかりやすい案内を掲げていただけると「まちなか展示館」になるのではないかと思います。
○ 出来れば市宿通りに設けたい。岩槻の人形だけでなく、日本あるいは世界の人形も展示したらどうか。人形職人さんを招いての人形教室等カルチャー教室を併設したらよいと思う。また平常時は人形会館で災害時には二次的な防災センターとなるというのも一方法であると思う。
○ 何のためにつくるのかはっきりしてほしい。市民の合意を得られるよう・・・
○ コンペをして話題を生じさせることが必要で、全国にある人形会館と異なる空間を期待したい。


■ その他、今回の企画に対する意見、感想等をご記入ください。
○ 久々にまち歩きに参加し、1日楽しませていただきました。まち全体を見ようという意欲的な企画だったと思います。ありがとうございました。(松本)
○ 途中合流する予定だったが初めから間に合ってよかった。正直、途中合流は手がかりが少なそうで出来なかったのではと思った。町の人も初めての人をつれて歩いて見たらいいと思う。もっと紹介したくなるところが町の人自身で見つかる気がする。お雛様を見せてくれる人と人形文化と歴史が繋がったら紹介しやすくて交流するきっかけになるしいいと思う。(安藤)
○ 住んでいる方々とのふれあいが楽しそうなまちだと思いました。人形のお祭がある時に再度伺いたいと思います。(井出)
○ コーディネータの方、さいたま市役所の方々、ご苦労様でした。ありがとうございました。(堀田)
○ 岩槻という街が、素敵な、風情ある古くからの城下町であったということは、今回、初めて知りました。幸か不幸か、川越のような知名度がない事は、街の方たちしだいで、強みになると思います。街づくり規範にはとても感心しました。今後とも、魅力的な街づくりを進めていただきたいと思います。大変、楽しく過ごさせていただきました。ありがとうございました。(桜井)
○ 時間があれば、人形作りの方々のお話しが聞きたかった。まちづくりは、そこで生活している生活者の感覚がとても重要。人形があることが岩槻であり、人形作りを続けていくことが岩槻であると思いました。(渡辺)
○ タイムリーで有益な企画だったと思いますが、さいたま市民(特に旧浦和、大宮、与野市民)に対して、新たの加わった岩槻の良さを知ってもらうような取り組みをどんどん行うべきだ。(中津原)
○ 岩槻を歩くのは3度目ですが、それまで気がつかなかったものが見えました。楽しく歩けました。どうもありがとうございました
○ 3時ぐらいに一休み(お茶の時間)の時間をとってもらいたい。楽しく見学させていただきました。ありがとうございました。(吉永)
○ 埼玉県内の都市の良い点をどんどん発掘する事を引き続き実施してほしい。(市川)
○ 岩槻市時代は、「歴史文化を育む」をスローガンにしつつも、実際は、都市開発優先だったような気がします。駅前の再開発や街路整備を見ていただければ何となく気づかれると思います。ようやく市宿のような取り組みが出てきてうれしい限りですが、今後も、真に歴史文化や人形の要素を大切にできればと願います。(小島)
○ 岩槻街道(日光御成道)の近くに生まれ育ち、今も住んでいる私には、岩槻の名前は親しみ深いのですが、訪れたのは今回が2回目で、じっくり歩いたのは初めてでした。コース設定が良く、駅前から中心街をへて城址まで、コンパクトなまちの魅力を楽しく味わいました。歩いた後の討論会やその後の意見交換(交歓?)も含め、さいたま市の粂原さんはじめ関係の方には大変にお世話になり、ありがとうございます。(大竹)
○ ミニ研究会としては、大変充実していたと思います。(大場)
○ 今回は、4団体の共同企画の街歩きということで、最後のディスカッションでは、様々な観点からの意見を聴くことが出来、TEKU-TEKUの最終企画としても非常に充実したものになったと思います。コーディネートをしてくれた皆さん、ありがとうございました。(栗原)
○ 「人形のまち」としては有名ですが、大宮から10分で都心から以外と近いわりに城下町で古い町並みの残るこれほど魅力的な場所だったということを今回知り得たをいうのは大きな収穫でした。友人を誘ってまた近い内に行きたいと思います。(野中)
○ ありがとうございました。遠方ですが、また訪ねたいです。人形、城下町・宿場町といった財産のある魅力的なまちです。(脇野)
○ まさに「百_は一見にしかず」という感じでした。岩槻は聞くよりも来て見てはじめてその良さがわかる町だと思います。だからもう少し、来た時に分かりやすく・歩きやすく・見やすくなると、もう一度来たい街になると思います。案内していただいてありがとうございました。(石橋)
○ 人形=女性の街。女性の好きなお菓子、お茶などで街おこしをするのもよいのでは。今回、岩槻にお城とそれにまつわる歴史があったのをはじめて知りました。(原)



■コーディネーターからのコメント
○ さいたま市との合併効果を模索し、個性を磨こうとしている岩槻の街を、見て歩いて評価いただき、ありがとうございました。4月からの日光御成り道(岩槻街道)ウォークでも是非お立ち寄りください。(古里)
○ 天気に恵まれ最高のコンディションの中でのTekuTekuでした。これも皆様の日ごろの心がけが良かったからかと思います。今回、案内役となりましたが、コース的に広範囲になり、ゆっくりと街中散策ができなかったかなと反省しております。また、素人による案内のため、ご質問にお答えできず、この場をお借りしましたお詫び申し上げます。意見交換会におかれましては、貴重なご意見やご感想をいただき、大変ありがとうございました。自分で住んでいるとなかなか気がつかない、物の見方や考え方があることに気がつくことができ、今後のまちづくりに大変参考になりました。大変ありがとうございました。(粂原)
○ 最初は人数が集まらないかもと心配していましたが、29名もの参加をいただきありがとうございました。有志による懇親会では「人形の街の再生」への様々なアイデアが出され、大変有意義でした。役所内で提案してみたいと考えています。(土屋)


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